死者の日 (Dzień Zmarłych) – ポーランドの祝祭日

11月1日は“諸聖人の日”です。日本語で“万聖節”とも呼ばれるこの日のことを、ポーランド語ではDzień Wszystkich Świętych(ジェン・フシストキフ・シフィエンティフ),、もしくはŚwięto Wszystkich Swiętych(シフィエント・フシストキフ・シフィエンティフ)といいます。また、この日はポーランドでは“死者の日” – Dzień Zmarłych(ジェン・ズマルウィフ)やŚwięto Zmarłych(シフィエント・ズマルウィフ)とも言われており、一般的にはそちらの名称で呼ぶことが多いです。しかし正式には11月2日が“死者の日”なのです。

11月1日は国民の祝日でもあるため、この日のポーランドは家族でお墓参りに行くのがならわしです。先祖や家族が眠る墓石をきれいに掃除して花を手向け、ろうそくに火をつけてお祈りをします。ろうそくは風よけのために蓋のついた瓶に入っているものがほとんどで、無色のものもあれば赤や黄色、緑のものもあり、火を灯すととても綺麗です。手向ける花は切り花のこともあれば、籠に入っているもの、大きな花輪などいろいろあります。生花を手向けることが多いですが、なかなかお墓参りが出来ない人の中には造花を飾る人もいます。お花の種類に制限はありませんが、日本と同じように菊が多いようです。11月1日だけではなく、2日も多くの人が墓地を訪れるので墓地近辺の道路では大渋滞が起きます。大きな墓地であれば、墓地行きバスが特別運行になることもあります。

日が暮れた後の墓地は、暗闇の中でたくさんのろうそくの光がゆらめいていてとても綺麗です。日本でお墓と言うとおどろおどろしいものを想像してしまいますが、こちらのお墓にはそういった湿っぽさはないように感じます。機会があれば一度この日の夜に墓地に行ってみるのがおすすめです。

(写真はwww.pzw.plのものです)