女性の日 (Dzień Kobiet) – ポーランドの祝祭日

3月8日は“女性の日 (Dzień Kobiet – ジェン・コビエト)”です。

ポーランドでは簡単に“女性の日”と言われますが、正式には“国際女性デー”。また“国際婦人デー”とも言われています。1904年3月8日、アメリカ・ニューヨークで、女性たちが婦人参政権要求のデモを起こしました。これを受けて1910年、コペンハーゲンで行われた国際社会主義者会議で、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが「女性の政治的自由と平等のために戦う記念の日にしよう」と提唱したのが始まりだそうです。

国連は国際婦人年の1975年3月8日以来この日を“国際婦人デー”と定め、加盟国に対して女性の平等な社会参加を呼びかけています。ちなみに日本では1923年、社会主義婦人団体“赤瀾会”が中心となって東京・神田のキリスト教青年会館で女性の政治的・社会的・経済的自由を訴える演説会が開催されたのが最初でした。

このように書くととても政治的な意味合いが強い一日のようですが、ポーランドではいたって普通、バレンタインと同じように男性が女性に花や小さなプレゼントなどを贈る日です。バレンタインと違うのは、花を贈る対象が妻や恋人だけではなく、仕事仲間であったり友人であったりもするところでしょうか。またスーパーなどでは、女性客にお花を配るところもあるようです。バレンタインのお花はバラと決まっていますが、ポーランドでは女性の日は主にチューリップが贈られます。この日はお花屋さんは朝から大忙し。チューリップの束が飛ぶように売れていきます。仕事前にお花を買い求める男性も多く、道行く女性の顔も心なしか笑顔が多い気がします。

日本ではあまり関心がもたれることのない女性の日。何かあっても、女性団体がシンポジウムを開いたり、どちらかと言うと女性が女性のために活動する日になっているようです。

元の目的と違いすぎる、と言われてしまえばそれまでなのですが、お花を贈るというのもシンプルで素敵なことではないでしょうか。