「音楽の都」ワルシャワの音楽祭 その1

 
ワルシャワはショパンの故郷で音楽の都♪
だけれども、ウィーンみたいにモーツァルトの格好をした人が客引きをしたり、チェコみたいに毎晩あちこちで演奏会あって客引きしたり、ってのはあんまりみたことない。
けれども、気が付いてないだけで、毎日のようにいろんなところでいろんな演奏会は催されているみたい。
子供向けの人形劇ばっかりのシアターもあるようだし、平日昼間に「歌謡ショー」みたいなノリで、近所のじいさんばあさんが公民館に集い、フィルハーモニーの楽団の人の演奏に合わせてみんなで歌ったり、聞いた話では、詩の朗読に合わせて生演奏、ってのもあるらしい。ちなみに、そのときの題目は「pomidor(トマト)」だったとか。
どんな詩だろ?「愛しの真っ赤な君・・・」とか?

で、毎年開催されている大きな音楽祭として、春の「ベートーヴェンの復活祭」夏の「モーツァルト音楽祭」それから前衛的な「ワルシャワの秋音楽祭」があります。
特に夏は、オペラ座もフィルハーモニーもお休みになってちょっとさびしいときだからうれしい♪
とにかく、モーツァルトの4大オペラはもちろん、超マイナーな作品を見ることができる☆
モーツァルトは、35年の短い生涯で、900曲も作品を作ってて、オペラも21も作ってる☆
で、最初の作品は11歳の時に作った『第一戒律の責務』。
そんな聞いたことのない作品も、ワルシャワに住んでたら見れるんですよ♪
よくわからなかったけれど、確かキリスト教徒が世俗の霊に惑わされながらも、信仰に目覚めていく話、みたいな。
世俗の霊がかわいかった♪
1か月ほどのイベントで、4大オペラ以外は毎年違う作品が上演されます。
で、今年は同じく11歳の時に作曲した「アポロとヒュアキントゥス」があるのです☆
オペラが上演される「Opera Kameralna(通称オペラ小屋)」は、とっても小さい劇場。
席は2階を含めて120人くらいしかありません(>_<)4大オペラのように人気の作品は、数十人くらい、立ち見料金で入れてもらえます。クッションかしてもらえます☆ ホントにちいさいので、トイレの隣が楽屋の入口で、トイレに行ったら出演者にばったり会えます☆ いっつも真ん前の席でみてたら、覚えてもらえたらしく、指揮者のおじちゃんに道ですれ違った時手を振ってもらえます☆それくらいちいさいです☆