きのこの子育て日記:厚着or薄着!?

 
今年のワルシャワは10月にしては何だか暖かいと思いますが、それでも最近朝晩は結構冷え込んできました。
こういう時に困るのは、幼稚園に着せていく服です。朝の段階では暖かくなるのか寒くなるのかさっぱり。(天気予報見なはれ!というつっこみが入りそうですが、ビデオやらケーブルテレビやらのつなぎすぎで、ポーランドのテレビが全く見られない。)

どっぷり冬に入ると、上着はスキーウェアのようなジャンプスーツ一本だから楽になりますが。(下に着せるのも、教室は暖かいので、下着&長袖トレーナー&起毛スパッツ(orタイツ)のみ。)

こういった着せ方に1ミリの疑問も抱いていなかったのですが、先日、急用で一時帰国してもうびっくり。

日本の子供の薄着なこと!!!

風がビュービューに吹く日、うちの子供たちが長袖トレーナー&ウィンドブレーカーだと、ほかの子は半袖半ズボンで、砂場で水遊びをしている!しかも、裸足!!(なぜ、そこまで?ガマン大会?)

日本では「子供は風の子」ですよね。思い起こせば、小学校でも冬中短パンといういなせなガキが必ずいたはず。なぜ、うちの子がすぐ風邪をひいてしまうのかという疑問が氷解。まさに目からうろこ。反省しました。

とはいえ、ここはポーランド。冬に帽子や手袋をさせ忘れて外出しただけで、家から10mいかないうちに誰かに注意されること受け合いな国。

そういえば、去年の冬、お友達のうちから車で家に帰るとき、面倒くさくてジャンプスーツを着せるのをさぼり、途中ケーキ屋さんによったところ、店中の人から零下20度くらいの冷たーい視線を浴びた私。娘は当然部屋着、私はもこもこに着ぶくれていた…つまり、鬼母ってことですか?もちろん、店の人からは「上着を着せてやんなさい」と怒られました。

こんなお国柄で一体どう薄着させるのか。この冬一番の課題です。

<<今月のおまけ(1)>>

これと似たような話があります。上の娘が高熱を出して、往診してもらったときのことです。日本の常識は、熱が上がりきったら薄着。娘は半袖半ズボンでした。「ポーランドではどうするの」と先生に聞くと、できるだけ暖かい格好をさせるとのこと。

「まあ、文化の違いだから何ともいえないけど…」と口を濁して帰っていった先生。きっとおうちでは、日本人って…と言われていることでしょう。

<<おまけ(2)>>

高熱といえばよく聞く話ですが、ここのお医者さんにも熱を下げるのに、水風呂を勧められました。正確には、体温より2度低い温度のお湯に入れる、いやがるようならぬらしたタオルで体を拭くとのことでした。

一度だけ、座薬を入れても熱がいっこうに下がらず、勇気をふりしぼって実行したことがあります。確かに速効で熱は下がりました。