きのこの子育て日記:授業参観

 

日本に1ヶ月半ほど里帰りし、じじばばに甘やかされて、娘はすっかり大喜びでしたが、帰ってきて幼稚園に行きたがらなくなりました。
先輩ママには「長い休みのあとはよくあるから」と言われたものの、以前から、「一体幼稚園でどう過ごしているんだろう」と思っていたこともあって、授業参観させてもらうことにしました。

娘の通う幼稚園「Warsaw Montessori School」は、8時半始まりですが、フレックスで9時半までに登園させればよいことになっています。

最初は個々で自分の好きな課題に取り組みます。その名の通り、モンテッソーリメソッドなので、置いてある教材も、日常生活のものをとりいれたもの(小さいほうきやふたのついた瓶など)や図形パズルなどの知育教材で、ふつうのおもちゃなどは一切ありません。

年齢も2歳半~5歳までと幅があるので、大きい女の子達はかたまってお絵かきしているものの、あとはばらばらです。本を読んでいる子、パズルをしている子、小さなキッチン(本物のシンクの縮小版!)でお皿を洗っている子など様々。うちの娘はといえば、ちいさなテーブルを引っ張り出して、スポンジで水洗いしています。先生は下に水がたれないよう、ビニールシートをひいてあげただけ。気の済むまでやったら、おかたづけして今度はちがう教材へ。

それが終わると、今度はサークルタイム。床に描かれた青い円の上に座って、歌を歌ったり、お話をしたり。今日は体操の日にあたっていたので、歌にあわせて体操し、平均台をわたった子から手を洗っておやつの用意。

お母さん達が交代でつくるおやつは、サンドイッチ、野菜スティック、果物とヘルシーなもの。たまに野菜や果物をナイフで切らせてくれたりするそうです。(家でもやりたがるからわかる)お当番の子がみんなの間をまわって、サーブします。みんな小さいながら、「Yes, please 」「No, thank you」は言えてる様子。(先生も「ちゃんと言おうね」と促していた)

おやつのお皿を自分たちで片づけたら、トイレに行ってから、小1時間ぐらい外遊び。天候さえよければ、零下10度でもさせるそう。(冷たい空気で肺を鍛えることはポーランドでは大事なことのようで、新生児ですら、医者からどんどん散歩に出せと言われました。)

で、12時30分がお迎えの時間です。結構濃い内容だと思いませんか?

一番驚いたのは、先生2人で20人の子供を見ているにもかかわらず、教室が整然として秩序が保たれていることでした。立って騒いだり、走り回ったりしてる子がいない!(2、3歳児をもつお母さんなら、これがどれだけ大変なことかわかると思います。)

肝心の娘ですが、もちろん英語は話せませんが、言われることはおぼろげながら分かっている様子で安心しました。ネイティブ以外の子が多数を占めているので、わからなくても一緒になって遊んでいる感じでした。

Kousaku
娘が幼稚園で作ってきた工作
(左が雪の日に、右がカーニバルの日とちゃんと季節や年中行事を大事にしてる感じ)