ボレスワヴィエツ陶器(元留学生によるポーランドの思い出)

 
皆さん、お久しぶりです。金川聡美です。日本でもいよいよ師走となりいよいよ冬も本番ですね。
さて、少し間があいてしまいましたが、今日はポーランドの「ボレスワビエツ」という伝統食器をご紹介します。

このボレスワビエツ(Boleslawiec)とは本来、ドイツの国境近くにあるポーランドのとある町の名前です。そんなボレスワビエツですが14世紀頃、もともと陶器に適した土が豊富であることから、陶工が集まり工房を建てるようになり、そのうち陶芸学校もでき、様々な地域からの陶工さん達が集まるようになりました。こうして、陶器の町として発展を遂げた町が「ボレスワビエツ」なのです。ですが、今はポーランドの伝統食器としての知名度が高くなってきたように思います。最近では日本の雑貨屋さんなどでも大変良く見かけるようになりました。
↓この写真は「Madu」という日本の雑貨屋さんの写真です。

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↓この写真は2012年の六本木ヒルズで開催された「ポーランド祭」で並べられていた物です。

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↓この写真は少し暗いのですが我が家の食器棚です。すっかり、一段を占領しています。

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見て頂くとお分かりになるように、この食器はイギリスやフランスのような洗練されつくした西洋らしさだけでなく、どこか素朴で優しい風合いが魅力です。更に、食器洗浄機、オーブン、レンジなんでもOKで、とにかく頑丈。ちょっとぶつけた程度では割れません。本当に扱い易いのです。さらに不思議なのはこれだけ華やかな柄なのに、全く別の柄の物を合わせても統一感があり、わくわく、でもやっぱりホッとさせてくれる手作りの素朴さが魅力です。
華やかなケーキをのせても・・・クリスマスっぽくて可愛いですよね。

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どうでしょう。ポーランドに馴染みのない方もちょっと手に取ってみたくなりませんか?と・・・この話題になると少し長くなりそうなので、続きはまた今度♪次回は我が家のボレスワビエツたちを少々ご紹介したいと思います。