ポーランドの病院の話(K:KOの雑記帳番外編)

 
まいど!今回は私K:KOの体験した本当にあった怖い話です。嘘です。

実は私、最近ちょっとした健康上のトラブルを抱えてまして、今後ほっといたら脳みそに影響して余計頭悪くなっちゃうかもよ!とお医者さんに脅かされたので思い切って手術をすることにしました。なので今回はおしゃれなカフェ情報じゃなくてポーランドの病院についてです。

ポーランドには個人経営と公立の二種類病院がありまして、公立は安いですが順番待ちの時間が長くかかる場合もあるようです。個人経営は少し高いですがすぐ診てもらえるようなので、ご自分の加入している健康保険を把握しておいて、すぐに診察してもらえるか確認しておくのも大切ですね。私の場合、手術するのに保険なしじゃあ目玉が飛び出す金額を請求される可能性があったので、ちゃんとどういう条件になっているのか調べる必要がありました。お金に余裕なんてないので、多少時間はかかっても手間を惜しまずに保険を有効にする手続きをしました。これはお医者さんに聞けば何が必要か全部教えてくれますので、面倒ですが頑張って集めてください。病状にもよりますが大体身分を証明する公式の書類とここ最近の健康診断表は必要でしょう。大抵のドクターは英語で対応してくれますのでそんなに心配はいりません。

さて、手術の日も決まりいざ入院となったのですが、じゃあこの日に来てね、って感じだったんで行ってみたら何やら問診表を書かされました。が、全部もちろんポーランド語。看護婦さんにわかんないって言ったら「じゃあなんか病気はある?アレルギーは?手術最近した?」とおおまかな質問をされ、全部の項目を適当に代筆されるというゆるい感じ。まあすでに健康診断しているし形式上のものなのでしょう。問題ないと思いますが。退院までの間全部こんな感じで大雑把に対応してくれて私には丁度よかったです。

手術も無事終わり、大部屋で同室の方と頑張ってポーランド語で交流をしてみたりと案外楽しかったです。大部屋は大きなテレビが一つ天井についててみんなで仲良く見るという感じでした。看護婦さんに息子を彼氏にと紹介されそうになりました。受けておけば良かったかしら。病院食は朝9時、12時、15時の3回で、はっきり言ってめっちゃまずいし少ないです。土日は食堂も売店も閉まっているのでうっかり食料を切らすと夜に空腹で苦しむことになります。食事制限されていないなら何か備蓄しておくことをオススメします。

そして朝の問診で来るお医者さんに聞いても看護婦さんに聞いても誰も私の退院の日を知らない。手術後の経過を見ながら決めるってことなんでしょうか。退屈すぎて気が変になりそうだったので、元気ですアピールをして退院させてもらえました。ここも日本とは違うゆるい感じがします。

私のこの記事がみなさんの不安を煽らなかったことを祈りますが、基本的にちゃんと対応してくれますし、術後の経過やアフターケアもちゃんとしてもらえるので安心してください。
最後になりましたが、もしポーランドで入院や手術が必要になったら、一番大事なのは、自分の健康保険の種類を知っておくことと、担当医が誰であるのかをはっきりさせておくことだと思います。何か起きたときにすぐに相談したり、対応してもらうのに役立ちます。ポーランドの病院っていい加減な対応されそうで怖い、という意見もありますが、逆に言うと患者に対してフレンドリーなのでその点では気軽になんでも相談できます。私もしょっちゅう休日でも担当医に電話してましたし。迷惑だったろうと思いますが。

まあとにかく今は無事に家に帰ってきて療養を理由にダラダラしております。長文駄文になりましたが、みなさんも海外での健康管理にはお気をつけください!

KKO12

(編集部注:プライベートクリニックだからといってすぐ診てもらえるとは限らないのでご注意を!)