ヤルムジュ (Jarmuż )

豚や鶏、そしてソーセージやハムなどありとあらゆる種類の肉や肉加工品のおいしいポーランド。しかし最近では健康を考えて菜食にする人も増え、ワルシャワやクラクフなどの大都市ではヴェジタリアンレストランが続々とオープンしています。そんなお店のメニューやお洒落な人たちが集まるバザールに必ずと言っていいほどある野菜がjarmuż(ヤルムジュ)。辞書を引いても載っていないこの野菜、一体何なのでしょうか?

実はこれ、日本では青汁でおなじみのケールのことなんです。ポーランドに滞在して10数年経つ筆者ですが、この野菜を見かけるようになったのはここ1~2年くらいなので、それまではそれほどポピュラーではなかったように思いますが、今ではワルシャワのベジタリアンレストランに行けば必ずメニューに書いてある、という位になっています。

それではポーランドではこのケール、どうやって食べるのでしょうか?一番よく見かけるのは何と言ってもスムージーです。独特の苦味があるので、フルーツと一緒にしたものが多い印象。その他には油で炒めたり、サラダに入れたり、オーブンで焼いてケールチップスにしたりするのだそうです。

ケールはビタミンや食物繊維・ミネラルが豊富に含まれており、抗菌性や抗がん作用があるのだそうです。これから本格的に寒くなってくるこの時期、風邪対策に試してみてはいかがでしょうか?