保護犬シェルター・その2(ワンコと暮らすポーランド)

あけましておめでとうございます、りんごです。2015年もうめちゃん・太郎ちゃん共々よろしくお願い致します。

年末は「とうとうロシアが攻めてきたか」と素で思ってしまったくらいの量の花火が打ちあがりました。FBで読んだように大音量で音楽を流してみましたが、うめちゃんはプルプルしていたものの隠れはしなかったので効き目があったのかもしれません。

さて今回はシェルター話その2です。
ドッグトレーナーさんとも相談した結果太郎ちゃん(当時名無し)をお迎えすることになった私達、もう一度シェルター内にある事務所へ向かいました。引き取ると決めたワンコの入っていたケージに書いてある番号を伝えると、係の人がそのワンコを連れてきてくれます。ワンコを待っている間、ワンコを引き取るための書類を渡されるのでそれに必要事項を書き込みます。里親になるために必要なものはIDカード(外国人の場合はパスポート+滞在カード)で、これを忘れるとワンコを渡してもらえません。その他に必要な条件は里親になる人が18歳以上であることで、酔っ払っている場合や動物の売買をしているのではないかという疑問を持たれた場合には里親になることを拒否されるそうです。

それが終わるとシェルター内にある病院でワンコの身体検査と、必要であれば注射などをします。もともと病気だったり体の調子が悪いワンコの場合はそれもきちんと説明してもらえます。これが終わるとワンコの健康手帳をもらえます。

身体検査が終わったら里親になるための契約書にサインをして終わり。これであなたもワンコ飼いです。連れて帰るための首輪(これはすでにワンコについてたかも)とリードを持って行きましょう。ちなみにドーベルマンやピットブル、アメリカンスタッフォードシャーテリアなどの犬種は、引き取る前に3回以上シェルターに通ってそのワンコとの相性をみなければならないそうです。

太郎ちゃんは引き取った時点で確か1歳半で、子犬の頃にシェルターに入り、すぐに引き取り手がついたものの1年くらいで飼い主にまたシェルターに連れてこられたという経歴のワンコでした。その原因は「家具やリモコンを噛むから」というものだったそうで、子犬なら当たり前じゃね?と思うんですが、まあそういうこともシェルターの人にいろいろ教えてもらえます。

引き取った頃の太郎ちゃんは胃腸が弱かったので、普通のドッグフードではなくお米と鶏肉とにんじんを煮たものをあげるように言われたのをよく覚えています。あれから6年くらい経ち、今では何でももりもり食べる立派なおじさんになりました。

現在、太郎ちゃんを引き取ったSchronisko na Paluchuというシェルターには犬猫あわせて1600匹がいるそうです(猫の里親も探しています!)。1匹でも多くの子達が家族を見つけてくれれば、と思います。

Schronisko na Paluchu公式ページ(ポーランド語のみ)