来ポの前に:予防接種

ポーランドで義務(注)とされている予防接種は
①BCG ②ポリオ ③3種混合(DTP)④MMR(はしか、おたふく風邪、風疹)
⑤B型肝炎

で、任意接種には、インフルエンザ菌タイプb型、水ぼうそうなどがあります。(1997年調べ)
(詳細は、(財)母子衛生研究会の「子育てinfo」(http://www.mcfh.co.jp/immunizations.html)をご覧下さい。)

(注)義務といっても、これらの予防接種を受けていないと入国できないということではありません。

日本で義務づけられている接種はすべてしてこられるのがベストですが、無理な場合は1種類でもきりのいいところまでしておくと、後が楽です。

集団接種であるポリオなどを個別に受けたい場合は、普通の病院ではまず無理なので、保健所に相談される(どこで接種できるか教えてくれる)か、最寄りの検疫所に問い合わせてみるとよいと思います。

東京検疫所:東京都港区港南3-9-35(tel.03-3471-8700)
横浜検疫所:横浜市中区海岸通1-1(tel.045-201-4458)

ただ、出発ぎりぎりになってあわてて接種というのは、どこの医者も絶対勧めていないこと(接種後の安静期間:生ワクチン2~3週間、不活化ワクチン4日)なので、ゆとりをもって計画を立てられた方がいいと思います。

そして、赴任後なるべく早く現地の医師とコンタクトをとり、予防接種の相談をされておくことをお勧めします。

なお、子供を現地校やインターナショナルスクールに通わせようとお考えの場合には、英文の予防接種証明書が必要になることがあります。日本の普通の病院では、そこでした予防接種の証明しかしてくれないので、いままで受けた分すべての証明がしたい場合には、

日本国際医療団(tel.03-3235-3012)

で、有料で母子手帳の予防接種の欄の英文証明書を発行してくれます。(時間がない場合、海外に発送もしてくれる)

母子手帳については、いままでお使いの物をお持ちになり、検診の際に自分で説明して記入してもらう、または、母子保健事業団(tel.03-3499-3111)で、外国語/日本語併記母子手帳(英語版をはじめ、数カ国語あり)を購入し、それを携行することもできます。

こちらで生まれた子供には、ポーランドで発行されている子供手帳(妊婦さんには妊娠手帳)がもらえますが、すべてポーランド語表記です。