第19回国連気候変動枠組条約締約国会議 (COP19)、ワルシャワで開催

 
今年で19回目を迎える国連気候変動枠組条約締約国会議 (COP)が、11月11日から22日までワルシャワで開催されることになりました。

これは、地球温暖化に対する国際的な枠組みを設定した「気候変動に関する国際連合枠組条約 (UNFCCC: The United Nations Framework Convention on Climate Change)」のもと設置されている国際会議で、1995年以降、1年に1回開催されています。昨年末にはカタールのドーハでCOP18が開催され、昨年で終了した京都議定書で定めた削減期間の延長や、20年以降に開始する新枠組みの交渉計画の一部が決まりました。これは米国、中国、インドなど温室効果ガスの削減義務を現在負っていない主要排出国を含む、全ての国の参加を目指すもので、今回の会議ではこれらの議題がどのように発展していくかに注目が集まっています。

期間中は会場となる国立スタジアムにおいて、気候変動に関する国際連合枠組条約に関する19の会議、そして京都議定書に関する会議が9回開かれる予定になっています。

 

尚この会議にあたり、ポーランド内務省は11月8日から23日の間まで、安全確保のために国境検問を導入すると発表しました。会議開催期間中は空港など、国境での検問がかなり厳しくなることが予想されるので、シェンゲン域内からポーランドに入国する際は、身分証明書・運転免許証の他にも必ずパスポートを携帯するように、ということです。また、ポーランドでは町中で私服警官による検問があることもあり、その際はまず最初にパスポートを提示するように求められます。しかしそれを悪用した偽警察官による詐欺事件も発生しているため、もし職務質問にあった際は必ず警察バッジを確認しましょう。本物の警察官がクレジットカードや現金の提示を求めることは絶対にないので、その点はくれぐれも注意してください(詳細は下記の日本大使館のページを参照のこと)。

 

COP19公式サイト(英語あり)

在ポーランド日本国大使館公式サイト