ポーランドの犬 – ハルト・ポルスキ (Chart polski)

ポーランドには国際畜犬連盟により“ポーランド犬”として認定されている5つの犬種があります。今回はハルト・ポルスキ(Chart polski)をご紹介します!

ハルト・ポルスキは英語でポーリッシュ・グレイハウンド(Polish Greyhound)と呼ばれています。12~3世紀にはすでに存在していたと言われている犬種で、狩猟犬として長い間使われて来ました。先祖はサルーキなどのアジア系のサイトハウンドではないかと言われています。貴族に愛好されていた犬種で、もともとは鳥や雁、その後はウサギや狼を狩るときに使われていました。

ハルト・ポルスキ

第2次世界大戦後になると、ハルト・ポルスキは絶滅の危機に瀕しました。この犬種を使用した狩りは禁止され、飼育するためには特別な許可が必要になりました。1970年代になるとハルト・ポルスキの繁殖が開始されました。1989年にハルト・ポルスキは国際畜犬連盟に登録されました。

体つきは、グレイハンド犬種であるためにマズルや足が長く、筋肉質でがっしりとしています。折れ耳・サーベル形の垂れ尾でスムースコート、毛色は茶色をベースに白と黒の混ざった混色などがあります。性格は忍耐力・独立心があり、他の犬に対しては支配的な面があります。

写真はpiesporadnik.pl, pies.plのものです。