きのこの子育て日記:移動遊園地 / おむつはずし

 

「移動遊園地」

やったー!夏だー!と思ったら、8月中旬なのにいきなり秋の気配のするワルシャワ。プールに行ってみたかったのに、すでに遅かったです。
暑いときはあんなに暑いのに。過ぎていく夏が宝石のように思える今日この頃。日本にいたときよりも、季節の移り変わりを痛切に感じます。果物や野菜の旬も日本よりずっと明確です。(夏の初めに空豆やベリー類が出ると「夏が来た!」という感じ。)

とにかく過ぎゆく夏を子供と共にenjoyしなければと、重い腰を上げ(妊娠8ヶ月です)、移動遊園地へ行って来ました。

場所はソビエスキホテル(pl.Zawisy 1)の前。なんせ移動なので、番地もない。とても小さいので、アメリカ映画にでてくるような大きなものを想像すると、がっかりします。

とはいうものの、内容ははっきり言って濃い。というか、高速の乗り物がメインなので、ほとんどが小学生以上じゃないと乗れません。小さい観覧車まで異常なほどの高速で回っているため、8歳以上と書いてありました。2歳児の娘と乗れるのは、まわる飛行機(ボタンを押して上下移動可能)のみ。これとて遊具自体がおそまつなため、なにやら生命の危険すら感じ、スリル満点です。娘はすっかり気に入って、何度も乗りたがって困りましたが。(1回2.5ズウォチ=80円。)

もちろん乗り物によって値段は異なり、券はすべて1カ所で遊具の名前を言って買うシステムなので、ポーランド語ができない私のような人は、遊具の前にはってある注意書きに書いてある名前を覚えて言うしかないです。

あと檻のようなボールプールがありましたが、娘が遊んでくれたのは5分間。いったん出るとまた払わないといけないようで、戻るとお姉さんに「券買って」と言われてしまいました。(「5分しか入ってないよ!」と抗議すると、親分に見つからないように後でこっそり入れてくれた。泣かせるね。)

個人的にはお化け屋敷に入りたかったのですが、娘に夜泣きされてもなーと思ってやめました。一体どんな妖怪がいるのか、好奇心はつのるばかりです。大きなお子さんがいる方はトライしてみて下さい。
先月のお詫び:

(1)「子連れでOK?」で御紹介したマリオットホテルのビュッフェがあるレストランの名前はLila Wenedaです。(一番奥のレストラン。)シカゴグリルはその手前の高級レストランでした。間違えた方がいないことを祈ってます。

(2)「散歩にGo!」で御紹介したワルシャワ動物園ですが、入り口の入場券売場でちゃんと地図が売ってました。動物の写真がいっぱいのパンフレット風ですが、中にちゃんと地図がありました。(ただしポ語表記)値段も2~3ズウォチだったと思います。お得です。

「どこに何がいるか表示があいまいだ」とも書きましたが、つい先日行ったら、ちゃんと標識が新たに作られていて、「象 200m先」とか出てました。(ただしポーランド語のみなので、かえって外国人には不親切。)

「おむつはずし」

2歳児のいる親の頭の隅にプレッシャーとして存在するのが、トイレトレーニング、ずばり言えば「おむつはずし」だと思います。もともとは、「2歳の夏にとれたらもうけもんだな」くらいにしか思ってなかったのですが、幼稚園を探した段階であせりました。
入れようと思った園の入園案内には、遠慮がちに、しかしくっきりと「トイレトレーニングがすんでいると、大変ありがたいのですが」と書いてあるではありませんか。面談の席で、「はずれてなかったら、入れてもらえないんですかねー?」と訊ねると、「そうではありませんが、やはりはずれていた方が...」とのお答え。(おむつ換えしたくなさそうな雰囲気ありありだった)

その段階では、入学までまだ3ヶ月あり、「大丈夫だよ」と思ってだらだらのばしにしていたのが、運の尽き。気が向けば、トイレに座らせたりしてたものの、気がつけば、残り1ヶ月。あわてて、トレーニングパンツをはかせ、おむつはずしを始めてみたものの、そううまくいくわけはない。家中、おもらしされまくりでした。(でも、どうせ借家だし、フローリングだしいいかとあまり気にしなかった。大家よ、ごめん)

そのうち、やっとおしっこがOKになっても、う○ちはなぜかパンツに...の最悪状態に。(もともとおむつの時でさえ、必ずどこかに走っていって隠れてしていた)あー!いつまでこれが続くんだー!誰か何とかしてくれー!とムンクの叫び状態になっていたら、ある日突然おまるででき、その数日後にはなんと勝手にパンツを脱いでトイレに座ってしていました。

入園まで後1週間というところで、滑り込みセーフ。英語で(インターナショナルの幼稚園に入れるので) 「う○ち」「おしっこ」とは言えないけど(何て言うの?誰に聞けばいいんだ一体)、場所さえわかれば、勝手に脱いでトイレに行ってくれるだろうと、一応、胸をなで下ろしています。

ちなみにポーランド人はどうするのか知人に聞いてみると、「いきなりパンツはかせて、おもらしさせて覚えさせるよ。でも、布おむつの子の方がとれるの早いよね。」とまるで日本のしゅうとめのようなお答え。知人の子はたった2歳3ヶ月(それでもちょっと遅いかもと言っていた)でとれたそうです。恐れ入りました。

番外: ポーランド語では「おしっこ」は「シューシュー」、「う○ち」は「クッパ」だそうです。おもしろい。