ジェチ・プウォツカ少年少女民族舞踊団

 
ジェチ・プウォツカ(Dzieci Płocka)はプウォツクにある、ポーランド最古の少年少女民族舞踊団です。ボーイスカウト・ガールスカウトのグループでもあるジェチ・プウォツカは1964年にスカウトマスターであるヴァツワフ・ミルケ(Wacław Milke)氏によって設立されました。

5歳から20歳までの約400人の子供たちで構成されるこの舞踊団では、ポーランドのナショナルダンス(クラコヴィアック・クヤヴィアク・オベレック・ポロネーズ・マズル)や各地方の民族舞踊を、各ダンスの衣装や各地方の民族衣装を着て踊っています。国内だけではなく、ロンドンやベルリンなどのヨーロッパの大都市のほか、日本でも公演を行っています。

ジェチ・プウォツカは日本語の歌をレパートリーに取り入れるなどして、日本との交流も積極的に行っています。阪神大震災で被災した孤児たちがプウォツクを訪れた際には民族衣装を着て歓待し、また東日本大震災の際には、被災した宮城県の子供たちのためのチャリティ公演を行っています。

小さな子供たちが民族衣装を着て踊っている光景は可愛らしいのひと言に尽きます。しかしこのカラフルでかわいい衣装のほとんどは羊毛でできており、そのうえ刺繍や飾りが施されているのでかなりの重さです。特にカラフルなウォヴィチ地方の衣装は、ブラウスやスカート・ペチコートそして靴を合わせるとなんと30キロもの重さになるのだとか。

ここで踊りを学んだ子供たちの多くは、その後もマゾフシェ(Mazowsze)やシロンスク(Śląsk)などのプロの民族舞踊団で活躍しています。

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