ポーランドの滞在許可証について ①短期滞在許可証 (Zezwolenie na pobyt czasowy)

滞在許可証(Karta Pobytu)はポーランド在住の外国人用の身分証明書です。滞在許可証の有効期限の間はポーランド国内に合法的に在住していると認められます。

ひとくちに滞在許可証を言っても、いくつかの種類があります。今回はポーランドの大学へ留学する人なら知っておきたい、短期滞在許可証についてご紹介します!

 

・短期滞在許可証 (Zezwolenie na pobyt czasowy)

ポーランドに3ヶ月以上3年未満滞在する場合は、短期滞在許可証を申請しなければなりません。最長で3年間有効です。

申請する資格のある人

・ポーランドの大学に在籍する留学生、研究生
・ポーランドで生まれた、ポーランドでのビザ滞在許可証を所持している外国人を親に持つ子供
・ポーランド以外の企業へ在籍しながら、ポーランドへ駐在する人
・ポーランド人配偶者を持つ人

必要書類:

申請書(4部)
・パスポート(原本およびコピー3部)
・3,5×4,5 cmの写真4枚(6ヶ月以内に撮影されたもの)

外国人の両親を持つ子供の場合:ポーランドでの出生証明書、両親のビザや短期滞在許可証
ポーランド人配偶者を持つ人の場合:結婚証明書
留学生・研究生の場合:在籍する大学が発行した在学証明書、学費を支払った証明書(学費が有料の場合)、健康保険に加入していることをを示す証明書、生活費・学費・日本へ戻る際の渡航費が十分にあることを示す証明書(銀行口座の残高証明であることが多い)

*提出する書類がポーランド語のものではない場合、公認翻訳者(tłumacz przysięgły)がその書類をポーランド語に翻訳する必要があります。

料金:340ズウォティ(申請時)、許可証を受け取る際に50ズウォティ

上記の書類が公式に必要な書類ですが、現実にはポーランドでの住民登録票やアパートの賃貸契約書、水道や光熱費の請求書の提示を求められることが少なくありません。書類が不足しているとまた外国人局へ書類提出に行かなければならないでので、揃えられる限りの書類を持って行ったほうがベターです。なお、提出する書類は基本的に原本であることを求められますが、無理な場合はコピーでも可能なこともあります。その場合は原本からのコピーであることを証明するために、原本も必ず持って行きましょう。また、申請時の担当者が英語を話せるとは限らないので、ポーランド語に自信のない人はポーランド人もしくはポーランド語ができる人と一緒に行ったほうが無難です。

 

(画像はww1.pwpw.plのものです)