聖土曜日(Wielka Sobota) – ポーランドの祝祭日

イースター前日の土曜日は聖土曜日、ポーランド語でWielka Sobota(ヴィエルカ・ソボタ)といいます。

この日は十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストを追悼する日です。この日は前日の聖金曜日と同じくミサは行われませんが、信者はイースターのために用意したświęconka(シフィエンツォンカ)というものを持って教会に行きます。このシフィエンツォンカはちいさな籠の中に、キリストの復活を意味する砂糖細工の羊、死との勝利を意味する卵、キリストの体を意味するパン、真実と清廉を意味する塩、肉体の力を意味する西洋わさび、家族の繁栄を象徴するハムやソーセージ、財産や知識を意味するケーキ(手作りであることが重要)などが入っています。これを教会へ持って行き、聖水をかけて祝福してもらい、家に帰ります。祝福してもらったシフィエンツォンカはイースター当日の朝食となります。

(写真はpl.wikipedia.orgのものです)