おひさしぶりです、りんごです。今回は「果たしてワンコはバイリンガルになれるのか」ということを考えてみたいと思います。というのも私は日本人で当然母国語は日本語、うめちゃんはポーランド生まれの生粋のポーランド犬(というのも変ですが)。当然ですが私と暮らし始めるまではポーランド語しか聞いてこなかったと思われます。 実はうめちゃんの前にも一匹ワンコを飼っていたことがありまして、当時はポーランド人と一緒に暮らしていたので当たり前ですが2匹ともポーランド語で躾けていました。でも今はうめちゃんとの2人暮らし。もしかしたらいずれ日本に連れて帰る時が来るかもしれない。そう思って少しずつ日本語を混ぜて話しかけることにしたのですが・・・ 年齢のせいか、はたまた日本語を聞きなれていないせいなのか。日本語で「おいで!」と言ってみたものの寝そべったまま思いっきり無視でした。なので続けて呼んでみると、首をかしげて「何か用?」みたいな顔をしていました。まあ聞いたことない言葉だからしょうがない。なのに名前はどれだけ変化させても必ず自分のことだとわかっているみたいなのは不思議です(「うめ」「うめちゃん」「うめーしゃ」「うめこ」「うめちこ」「うめしゅ」「マワ(ポーランド語で小さいという意味)」「バシカ(バーシャという名前をもっと可愛くしたもの。ですがうちの場合、ポーランド語でデブ女性を意味するグルバシカからグルをはずしたとても失礼なあだ名←友人命名)」)。 3日くらい続けて日本語で接してみて思ったことは、「うめちゃんは日本語をただの音として聞いているのではないか」ということでした。言ってみれば公園での雑音とか、ラジオから流れてくる音楽と同列。日本語で命令して、うまくいったらおやつをあげるという方法をとっていたのですが、そもそも日本語を命令の言葉として捕らえていないので、何言ってもほとんど無視。教育しようがないではありませんか。 しかし大発見だったのは、うめちゃんのことではなくて飼い主である私の方。ポーランド語だと叱るときも話すときもわりあいと厳しい感じになるのに、日本語だと「こっちでしゅよー」系のキモい赤ちゃん言葉系で無意識に話してるんですよ。何なんでしょうね、あれ。 ちなみに知り合いのポーランド人の旦那さんはイタリア人。子犬のときから2ヶ国語で話しかけていたので、そこのワンコは立派なバイリンガルに育ったそうです。やはり幼児教育が大事ということなのでしょうか。 あ、うめちゃんがちゃんと覚えた唯一の日本語は「それウ○コ!」で、これを言うと踏まないように避けるようになりました。きついトーンで言うので、命令だってわかるんでしょうね。とりあえずはあせらずのんびり頑張っていくことにします。 関連記事 / Related posts: 足元注意(ワンコと暮らすポーランド)
今回はポーランドの犬飼いとしてはずせないテーマである「ワンコの落し物」についてです。 実は、私が初めてポーランドに来たときに思ったのは「ずいぶん犬のウ○コが落ちてるなあ・・・」ということでした。それから10数年経ち状況は割と良くなって来たとは思いますが、それでもあちこちに落ちています。ボーっとしていて踏んでしまったことも1度や2度ではありません(みなさん足元にはくれぐれも気をつけてくださいね)。芝生なんかは危ないです。あ、あと春になる前の雪解けの時、冬の間処理されなかった落し物たちが大量に出てくるあの光景ははっきり言って悲惨です。そしてその光景で春を感じるようになればあなたは立派なワルシャワ市民です。 繁華街ではそうでもないですが、住宅地だとけっこう普通に落ちています。ちなみにとあるポ人の犬飼いさんに、どうして処理せずにそのままにするのか質問したところ「そのうち自然に帰る」というお言葉が返ってきました。うーむ。アスファルトの上だと自然もへったくれもないような。「触るのが嫌だ」と言った人も知っていますが、ならスコップ持参しろよって話ですよ。もちろん常識ある飼い主さんはちゃんとビニール袋持参でお散歩に出かけますが、道にはやっぱり落し物が残っています。(私が住んでるのはワルシャワ中心街のど真ん中です) この問題にはワルシャワ市も頭を悩ませているようで、飼い主さんたちにちゃんと処理するように呼びかけています。例えば、うちのアパートは入り口に無料の処理袋が設置されています。この処理袋、紙袋の中に台形のボール紙が入っています。ボール紙は折ればスコップになるので、これで拾って袋に入れ、そのままゴミ箱へという優れもの。また公園などのお散歩コースには処理用のゴミ箱が設置されています。ゴミ箱の下には無料のビニール袋があり、誰でも気軽に利用することが出来ます。大変便利ではあるんですがどちらも補充されていないことがしょっちゅうなので、私は結局近所のスーパーでビニール袋を購入したり、買い物するときにもらう小さなビニール袋を貯めておいて使用しています。 ちなみに、前回書いたPole Mokotowskieなどの大きい公園はワンコのお散歩天国ですが、ショパン像で有名なŁazienki Królewskie(ワジェンキ公園)だけは例外で、ワンコ入場NGです。園内にリスなどの動物がいるからだと思うのですが、実際はワンコの落し物被害が多くなるからじゃないかなーなんて思うのは私だけでしょうか。 関連記事 / Related posts: 関連記事がありません / No related posts.
ワルシャワにはワンコとのお散歩にぴったりな大きい公園がいくつかあります。先週末はお天気が良かったので、久しぶりにPole Mokotowskie(ポレ・モコトフスキェ)という公園に行ってみました! ポレ・モコトフスキェは地下鉄駅Pole Mokotowskieのすぐそばにあります。バス停もトラム停も近くにあり、ワルシャワ中心街からだと車で10分もかかりません。家族連れやカップルも多く、夏は自転車やローラースケートに乗る人たちで賑わうワルシャワ市民の定番お散歩コースです。この一角に、ワンコたちが集まる場所があります。 ここではワンコたちはリード無しでのびのびと遊んでいます。飼い主さんと遊んでいるワンコもいますが、たいていはそこに集まったワンコたちがじゃれ合い、まるで幼稚園のようになります。大きいワンコも小さいワンコもそれぞれ遊び相手を見つけて楽しそうです。うちのうめちゃんも普段は至極マイペースですが、ここに来るとまるで子犬時代に戻ったかのように走り回っています。勝手に楽しんでくれておまけに疲れてくれるので、飼い主は楽です。ワンコ達が遊んでいる間、飼い主は世間話に興じます。同じ犬種の愛好会でもあるのか、30匹くらいのパグが一斉に遊んでいたり、公園内を歩いている最中にコーギーのグループを見かけたりしました。ここで遊ぶ時は、走りまわっているワンコ達が飛びついてきたりするので、汚れてもいい服装で行きましょう。ちなみに雨が降った翌日は地面がハンパなくグッチャグチャな上に滑るので、長靴を履いていったほうが無難です。 敷地内にはLolekという犬OKのレストランがあり、おなかが空いた時にぴったり。ただここの売りはグリル料理なので、お肉が焼けるいい匂いでワンコたちはそわそわしてちょっと可哀想かな。頼むとワンコ用にお水を持ってきてくれます。天気のいい週末、愛犬と一緒にゆっくり過ごすのにおすすめです! 関連記事 / Related posts: Las Kabacki (ワンコと暮らすポーランド) 初春のポレ・モコトフスキェ(ワンコと暮らすポーランド) 秋のPole Mokotowskie(ワンコと暮らすポーランド) Targ Śniadaniowyに行って来た・冬の陣(ワンコと暮らすポーランド) 公園と生肉と私(ワンコと暮らすポーランド)