オフィアロヴァニェ・パンスキェ (Ofiarowaie Pańskie)はポーランドの聖日です。Matki Boskiej Gromnicznej(マトキ・ボスキ・グロムニチネイ)と呼ばれることも多くあります。日本語では聖燭祭もしくは主の奉献の祝日と言われています。グレゴリオ暦で2月2日に祝われます。 これは聖母マリアとナザレのヨセフが律法の定めに従い、生後40日目のイエス・キリストをエルサレムの神殿に連れてきて、産後の汚れの潔めの儀式を受けると共に、キリストを神に捧げたというものです。 この日はグロムニツァと呼ばれる大きなろうそくを持って教会に行きます。グロムニツァに聖水をふりかけたあとミサが始まります。ミサの間中、人々は火をつけたままのグロムニツァを持ったままです。ミサが終わると、教会によっては皆で火のついたグロムニツァを持ったまま町の中を行進します。敬虔なカトリック信者は、この聖なる火が家庭に幸せや喜びをもたらしてくれるという習慣から、帰宅するまでグロムニツァの火をつけたままにしておき、部屋に飾ってあるイエス・キリストや聖母マリアの絵や像の前に立てておくのだそうです。 この日は国民の祝日ではないため、学校や会社、商店などはお休みにはなりません。 (写真はwikipegia.org.pl、garnek.plのものです) 関連記事 / Related posts: 主の昇天の祝日 (Wniebowstąpienie Pańskie) – ポーランドの祝祭日 水かけ月曜日 (Lany Poniedziałek) – ポーランドの祝祭日 祖父の日(Dzień Dziadka) – ポーランドの祝祭日 ヴィエルキ・ポスト(Wielki Post) – ポーランドの祝祭日 聖土曜日(Wielka Sobota) – ポーランドの祝祭日
ポーランドでは、11月30日の聖アンジェイ(św.Andrzej)の日の前夜をアンジェイキ(Andrzejki)と呼び、占いをする習慣が残っています。 なぜこの日に占いが行われるようになったかは定かではありませんが、スラブ諸国では秋から冬が結婚シーズン(ポーランドでは1月1日~謝肉祭)と見なされていたこと、秋の収穫後に屋外作業から屋内作業に変わることで、女性たちが糸紡ぎや刺繍などの共同作業で集まることが多くなる、と […]
病院編は、その1(一般、消化器系、耳鼻咽喉・呼吸器系)、その2(循環器科・神経科・外科・歯科)、その3(皮膚科、泌尿器科、眼科)、そして「産婦人科」に分類していますので併せて参考ください。 一般 Mam gorączkę. マム・ゴロンチケン 熱があります Mam dreszcze. マム・ドレシチェ 寒気がします Bardzo sie pocę. バルゾ・シェン・ポツェン たくさん汗をかきます Boli mnie… ボリ・ムニェ・ […]
9月30日は「男の子の日 (Dzień Chłopaka – ジェン・フウォパカ)」とされています。この日、少女達は好意を持つ少年や男性の友人にカードやお菓子などのちょっとしたプレゼントを渡します。しかし「女性の日」のようにポピュラーな日ではないので、少年たち自身もこの日のことを知らない人が多いようです。 ちなみにこの日はあくまでも「男の子の日」であり、対象は少年たちです。大人の男性のための「男性の日」は「 […]
8月15日は聖母の被昇天の祝日です。ポーランド語ではŚwięto Wniebowzięcie Najświętszej Maryi Panny(シフィエント・ヴ二エボヴジェンチェ・ナイシフィエンチシェイ・マリイ・パンヌィ)といいます。 これは1950年、ローマ法王ピオ12世によって定められたカトリックの聖日で、聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にあげられたことを記念するものです。この日は全国の教会で盛大なミサが行われますが、な […]
1944年8月1日、ドイツ占領下にあったワルシャワで、ポーランド国内軍そして市民によるドイツ軍に対しての武装蜂起が起きました。これはワルシャワ蜂起(Powstanie Warszawskie – ポフスタニェ・ヴァルシャフスキェ)と呼ばれています。 開始当初はすぐ終わると思われていた蜂起は最終的には63日にも及びました。武器・物資も充分ではなく、連合国側であったソビエト赤軍は先にヴィスワ川右岸のプラガ地区を解放するも蜂 […]
1989年6月4日は、当時社会主義政権下のポーランドで第1回目の自由選挙が行われた記念すべき日でした。これは1980年代初頭に始まった民主化運動の高まりを受け、政府と独立自主管理労働組合「連帯」に代表される反体制勢力の話し合いの場として設けられた「円卓会議」で合意された内容により行われた選挙でした。 この選挙は6月4日・18日と2回にわたって行われ、その結果「連帯」勢力が圧倒的大勝利を収め、東ヨーロッパでは […]
ヴィスワヴァ・シンボルスカ (Wisława Szymborska)はポーランドの詩人・エッセイスト・評論家・翻訳家・ノーベル文学賞受賞者です。 シンボルスカは1923年7月2日現在はクルニクの一部となっているプロヴェントという町で政治家の父ヴィンツェンティと母マリアの次女として生まれました。1929年クラクフへ引越し、第2次世界大戦中は地下学校で教育を受け、1943年からは鉄道員として働いたことでドイツ帝国への強制労働送りを […]
5月1日はメーデー、ポーランド語でŚwięto Pracy(シフィエント・プラツィ-労働の日)と言います。 この5月1日のメーデーは世界各地で祝われているものです。もともとは、1886年5月1日にシカゴで労働者達が8時間労働制要求ストライキを行ったのが起源で、それを記念して1890年から祝われているのだそうです。ポーランドでの最初のメーデーはやはり1890年、 社会革命党(Socjalno-Rewolucyjnej Partii Proletariat)が主催した […]
オルガ・トカルチュク (Olga Tokarczuk)はポーランドの作家・詩人・エッセイスト・脚本家です。 トカルチュク氏は1962年11月29日ポーランド西部スレフフ生まれ。ワルシャワ大学心理学部を卒業し、卒業後はサイコセラピストとしてヴァウブジフの精神衛生相談所に勤務していました。 1993年に作家デビュー。2008年にポーランド文学最高峰のニケ賞を受賞。『逃亡派(Bieguni)』で2018年マン・ブッカー国際賞受賞。2019年に2018 […]
◆ノーベル物理学賞・化学賞◆ マリア・スクウォドフスカ・キュリー夫人 (Maria Skłodowska – Curie)、(1867年11月7日生・1934年7月4日没) 物理学者・化学者。政治運動に参加し故国を越え、フランスに亡命。物理学者ベクレルの影響を受け、ウラン鉱石の精製からラジウム、ポロニウムを発見し、原子核の自然崩壊および放射性同位元素の存在を実証。原子物理学の最初の基礎を作るとともに、文字通り今世紀の原子力・核の […]
イースター翌日の月曜日はPoniedziałek wielkanocny(ポニエジャウェック・ヴィエルカノツヌィ)、別名Lany Poniedziałek(ラヌィ・ポニエジャウック‐水かけ月曜日)です。Śmigus-dyngus(シミグス・ディングス)とも呼ばれるこの日はその別名からもわかるように、水を掛け合う日なのです。 これはもともとこの日に男性が女性に水をかけていた習慣からきているもので、たくさん水をかけられた女性は早くお嫁にいける、と言 […]
ポーランドの祝日を一覧にしてみました。キリスト教国であるため、やはり祝日もキリスト教にちなんだものが多く見受けられます。 国民の祝日(学校・会社等が休みになる日) 1月1日 Nowy Rok 元旦 1月6日 Święto Trzech Króli 公現祭 4月12日 (2020年) Wielkanoc 復活祭 4月13日 (2020年) Poniedziałek Wielkanocny 復活最後の月曜日 5月1日 Międzynarodowe Święto Pracy メーデー 5月3日 Święto Narodowe Trzeciego Maja […]