ある日筆者がスーパーで買い物をしていると、レジの横にあるアルコールが並んでいる小さな冷蔵庫の中に、小さなプラスチックカップが並んでいるのが見えました。色もついていて、何やらかわいい感じがします。 はてなんだろうと思い見せてもらうと、なんとそれはフレーバーウオッカでした。ラベルを見てみると、レモンウオッカやチェリーウオッカなどのフレーバーウオッカで有名なLUBELSKA(ルベルスカ)というブランドのものです。内容量も40mlという適量(ポーランドではウオッカのショットは40mlが定番)。買ってすぐクイッと飲めてしまうサイズです。きっとそのために冷蔵庫に並んでいるのでしょう、キンキンに冷えていました。 メーカーの公式サイトを見てみたところ、若い層をターゲットにした商品のようです。ポケットサイズなので確かに週末遊びに行く前に軽く一杯、なんていう時にとても便利だと思います。公園などの公共の場でのアルコール摂取が禁止されているポーランドですが、それでもこんな商品が売れてしまうのはさすがとしか言いようがありません。 この商品、Lubelska Lufka(ルベルスカ・ルフカ)という名前。夏に新発売された商品なので、フレーバーも今のところ夏向きのレモン(このブランドのベストセラー)とグレープフルーツの2種類だけだそうです。日本人からするとパッと見はゼリーみたいだし、色もかわいいので何も知らないで買ってしまうとビックリしてしまうのではないでしょうか。まちがっても小さな子供の手の届く場所には置いておかないほうがよさそうです。 関連記事 / Related posts: ズパ・オグルコヴァ (Zupa Ogórkowa) ポーランドのクリスマス料理 バルシチ (Barszcz) カシャンカ(Kaszanka) “電流”紅茶(Herbata z prądem)
ジェベルカとはポーランド語でスペアリブのことです。ポーランドではよく食べられるお肉の部位で、ジェベルカと言えばほとんどの場合は豚のものを指しますが、牛のものが食べられられることもあります。 焼いたいり煮たり、調理方法には様々なものがありますが、ポーランドで豚のスペアリブの代表的な料理方法といえば蜂蜜とスパイスに漬けてオーブンで焼いたものと、発酵キャベツと一緒に蒸し焼きにしたものの2つではない […]
コトレット・ミエロヌィ(Kotlet Mielony)はポーランドのお昼ご飯のメインによく食べられる料理で、簡単に言えばハンバーグです。 作り方は日本のハンバーグとほとんど同じ。ひき肉に卵、牛乳で湿らせたパン粉とみじん切りにした玉ねぎ、塩・胡椒ををよく混ぜてから成型し、サラダ油をひいたフライパンで焼きます。ポーランドのコトレット・ミエロヌィの特徴は、基本的に豚挽き肉だけで作ることと、成型した生地にパン粉を良 […]
OSCYPEK (オスツィペック) 500年の歴史をもつポーランドの伝統的な羊の牛乳で作られている珍しい味のチーズである。南ポーランドのタトラ山脈に位置しているポドハレ地域で生産されている。 このチーズの作り方は何世紀も前の昔からほとんど変わっていない。とても美味しくて、タトラ山を訪れる観光客にだけではなく輸出品にもなっている。 伝統的なオスツィペックは羊の牛乳で作られているが、最近多いのは牛乳 […]
ポーランドの料理は、元々は農民の料理であり、一般的に辛口ですっぱい物が多い。主食は肉、肉は豚肉・牛肉・アヒル・鶏などは盛んであり、そして野ウサギなども使われている。 名物料理としては、ビゴスと呼ばれる発酵キャベツ煮込み(肉、野菜、ソーセージ等入り)や、フラキという内臓物料理やピロシキやシロンスク風クルスキなどがある。 魚料理では、淡水魚が釣りやすい。ゼリー状に煮込んだ料理は特徴。クリス […]