ポーランドが誇る大作曲家ショパン。彼はワルシャワ近郊のジェラゾヴァ・ヴォラという村で生まれましたが、その後家族と共にワルシャワへ移り住み、20歳でポーランドをあとにするまでをこの街で過ごしました。今回はワルシャワにあるショパンゆかりの場所をご紹介します! ワジェンキ公園にあるショパンの銅像 ショパンが何故ピアノの詩人と称されているかと言うと、ショパンの作曲した作品のほとんどがピアノのためのものであるからだ。彼はピアノの黒鍵を活用しピアノの音色に独特の味をもたせたといわれている。ショパンの後ろにあるのはしだれ柳だが、これは彼が生まれたマゾフシェ地方を表しているという話。 フレデリック・ショパン音楽大学 多くの著名なピアニストを輩出したこのショパン音楽大学ではポーランド人だけではなく、世界各国から来た生徒達が勉強している。日本からも毎年留学生が来ており、練習に励んでいる。建物の中にはショパンの銅像などもある。 ショパン音楽大学内のショパン像 ショパンアカデミーの正面入り口を入るとこのショパンの銅像が出迎えてくれる。入り口には警備員がいるが、もし止められたら見学したいだけだとはっきり言えば問題なし。ちなみに中庭にもひとつショパンの銅像がある。 オストログスキ宮殿 中はショパン博物館になっている。2010年の国際ショパン年に改築され、最新の技術を駆使したモダンな博物館となった。向かい側にあるガラス張りの建物は国立ショパン協会。 カフェ よくショパンが通っていた喫茶店。当時はCafe Brzezińskaという名前だったらしいが、現在はチェーン系のカフェになってしまった。 ヴィジトキ教会 ショパンが高校生のとき、学生ミサでオルガンを弾いていた教会。オルガンのパイプのうちのいくつかは当時のものが残っているという。 関連記事 / Related posts: ショパンのベンチ (Ławeczki Chopina) ショパンゆかりの場所 ワルシャワ編・その2 ワルシャワ (Warszawa) ワルシャワ・ネオンミュージアム (Muzeum Neonów) ワルシャワ:赤ちゃんグッズの店
ワルシャワ郊外南東の方へ行くと、美しい装飾のある木造住宅を見ることが出来ます。これはこの地域独特の建築様式で、シフィデルマイエル(Świdermajer)と名づけられています。 この様式の家は19世紀末から20世紀初頭にかけて、ワルシャワとオトフォツクを結ぶ鉄道路線に沿って作られたものです。この様式を開発したのはミハウ・エルヴィロ・アンドリオリという有名なポーランドのアーティストでした。彼は1880年ここに流れ […]
ワルシャワ観光といえば旧市街・ワジェンキ公園・ショパン関係だけと思いがちですが、歴史の波に翻弄されてきたワルシャワで見れるものは実はそれだけではありません。今回は、いつもとは一味違うワルシャワ散歩に役に立つアプリをご紹介します! このアプリの名前は”Archimapa”といい、App Storeで無料ダウンロードが可能です。これはワルシャワ蜂起博物館が開発したもので、20世紀初頭の建築や社会主義のワル […]
ショパンの生家があるジェラゾヴァ・ヴォラから北に10kmほど行ったところに、ブロフフ(Brochów)という村があります。 ここにある聖洗礼者ヨハネと聖ロフ教会(Kościół św. Jana Chrzciciela i św. Rocha)と呼ばれる大きな教会があります。 この教会はショパン一家にとっては大切な場所でした。1806年6月2日、ショパンの両親であるミコワイ・ショパンとテクラ・ユスティナ・クシジャノフスカがここで結婚式を挙げました。その […]
ポーランドは海と山に面した広い国で、ひとくちにポーランドといっても地方でずいぶん印象が違います。今回はポーランド各県のプロモーションビデオをまとめました。どこか行ってみたい場所はありますか? 県名 日本語 プロモーションビデオ Województwo dolnośląskie ドルヌィ・シロンスク県 Województwo kujawsko-pomorskie クヤヴィ・ポモジェ県 Województwo lubelskie ルブリン県 Województwo lubuskie […]
シャファルニアはワルシャワから車で南西に約3時間、クヤヴィ・ポモジェ県にある小さな村です。ここはショパンの学友の親が所有していた土地で、ショパンは1824年と25年の2回にわたり、夏休みを過ごすために訪れています。 ここでショパンは友人達と遊んだり、ピアノを練習したり、シャファルニアだけではなく近くの町に観光へ行ったりと、夏休みを満喫したそうです。また、地元のお祭りで見た民族舞踊のメロディや歌詞をメ […]
ポーランドのヴィエルコポルスカ県、ポズナンから車で南東に2時間ほど行ったところにアントニン(Antonin)という小さな村があります。緑が多く湖もあるその村の中に建っているのが木造の狩猟の館(Pałac myśliwski)です。 この建物はカルル・フリードリッヒ・シンケルの設計で1822年から24年にかけてポズナン大公国総督であったアントニ・ヘンリク・ラジヴィウ(Antoni Henryk Radziwiłł)公の夏の館として作られました。アント […]
クラクフから車で80キロメートルほど離れたところにザリピエ (Zalipie)という小さな村があります。 実はこの村、「花模様の村」と呼ばれているのです。なぜでしょうか? 村に行ってみると、外壁が花模様で飾られているおうちがあり、教会も中に入ってみるとお花だらけで圧巻としか言いようがないかわいらしさ。この村では家の中はもちろんのこと、家の外壁や犬小屋、消防署に至るまでが花模様で飾られています。 花模様は毎 […]
11月の1ヶ月間はワルシャワの王宮(Zamek Królewski)、ワジェンキ公園博物館(Muzeum Łazienki Królewskie)、ヴィラヌフ宮殿 (Muzeum Pałacu Króla Jana III Sobieskiego w WIlanowie) そしてクラクフのヴァヴェル城 (Zamek Królewski na Wawelu)では、施設内の常設展示を無料で見学することができます! これはポーランドの文化・遺跡省が2012年より行っている「Kultura dostępna」というキャンペーンの一貫の「Darmowy list […]
ヴロツワフはワルシャワから南西に約350km、ワルシャワ、ウッジ、クラクフに次ぐ人口65万人のポーランド第4の街で、ドルノシロンスク県の県都です。第二次世界大戦以前はドイツ領でBRESLAU(ブレスラウ)といわれました。それ以前にもチェコ王国やプロシアの領土であった時期が長く、ポーランドの領土として安定していた時期は13世紀まで遡らなくてはなりません。 ヴロツワフの見所はたくさんあります。まずはなんと言って […]
2016年に就航したLOTポーランド航空の成田~ワルシャワ直行便が、2019年3月26日より毎日運航になります! 成田~ワルシャワ直行便は2016年の就航時は週3便、2017年7月からは週4便、そして2018年3月からは週5便で運航していました。両国間だけの利用ではなく、他のヨーロッパ都市への経由地として利用する人が増えたことも搭乗率の高さにつながっているそうです。 以前もましてより近くなったポーランド、皆さんもぜひ一度お […]
ワジェンキ公園(Łazienki Królewskie)はワルシャワ市内、中心部よりやや東側に位置する公園です。もともとは17世紀、いくつかの浴室をもつ場所として設計されましたが、18世紀になるとポーランド最後の国王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキにより宮殿と庭園の複合体に変えられました。 公園の名前「ワジェンキ」とは、日本語で「浴室」という意味です。1918年には正式に公園に認定されました。 1959年より毎年5月 […]
ポーランド北部に位置する美しい街、グダンスク(Gdańsk)。実はここグダンスクは旧市街と海だけの場所ではありません。とあるアートで最近話題を呼んでいるんです。 グダンスク中央駅からソポト方面、グダンスク・オリヴァ地区とのちょうど真ん中あたりの右側にザスパ(Zaspa)という地区があります。パッと見はなんの変哲もない普通の団地ですが、このあたり、特にディヴィジオヌ303通り(ul.Dywizjonu303)、ナグルスキエゴ […]