上の子に何かと手間がかかり、下の子は放っておかれがちな毎日。気がついたら、勝手に寝返りしてました。と同時に、上の子のおさがりのベビードレスが、もうぱっつぱつ状態になって着られなくなっていることにも気がつきました。 性別も生まれた季節も全然ちがうのに、最初は「2人目なんかお古で十分!」と豪語していた私ですが、下の子というのはめっぽうかわいく、「なんぞ買ってやるか」とベビー服探しに出かけました。 概して、ここのベビー服は日本のに比べるとずいぶん安いですが、もちろんピンからキリまであります。 私がここに来て間がない頃は、日常の服はもっぱら大手スーパー一辺倒で、おしゃれな服は近隣諸国に出かけたときに買いだめてきていました。(もちろん、おしゃれな服もあるにはあったけど、輸入物だけに高かった) たった2年後の今はといえば、大きなショッピングモールにはおしゃれな子供服ショップがいっぱい。大手スーパーですら、価格、デザイン、品質ともに結構いい線いってることがあります。 一番の特徴は、生まれたばかりの赤ちゃん用の服のデザインが豊富なこと。日本はひたすら、長肌着&短肌着、またはベビードレスの新生児ルックですが、ここのはお出かけ用なのか、幼児の服を縮めたようなキュートなデザイン。しかもぶかぶかでなく、ジャストサイズという潔さ。(非常に短期間しか使用できないので) 二番目の特徴は、足つきベビー服。殆どの冬服が靴下をはかせなくていいように、ズボンが足先までつながっています。慣れると、靴下をいちいちはかせなくていいので、非常に楽。 これは寒いからというより、「裸足はみっともない」と感じる国民性からのよう。日本は「裸足の方が元気な子に育つ」という考え方がありますが、ここだと裸足にしておくと、不憫にと思ったベビーシッターさんが必ず靴下をはかせてしまいます。 ここのベビー服&幼児服の最大の落とし穴は、下着&靴下。綿があまり上等ではないので、洗うとすぐ穴が開いたり、縮んだりします。値段が値段なので、割り切って使うという手もありますが、直接肌に触れるから、こだわりたい!という人も多いと思います。 幼稚園のお母さんたちに聞くと、みんな頭をかかえているらしく、逆に「あなたはどこで買うの?」と聞かれる始末。アメリカ人のお母さんは「自国で買いだめ」派が多数。私もそうしていたのですが、最近イケてるのを見つけました。 (1)MARKS&SPENCER イギリスのデパートが試験的に進出しているので、平屋でこじんまりしている。全般に高いけど商品の質は良い。特にベビー用ボディスーツは、何回洗っても肌触りもいいし、縮みなし。日本のみたい。靴下もかわいい。お願いだから本格的に進出してくれ。 (2)CUBUS 大きなショッピングモールなら、どこにでもはいっているカジュアル服のメーカー。ベビー&幼児服もいいが、(1)と同じようなボディスーツがあった。 (3)SCHIESSER 名前からしてドイツのメーカー(?)。乳児のボディスーツは頭からかぶせるものもあるが、日本の短肌着のようなうちあわせスタイルもあり。(股下はスナップ止め) メインの服の方は、かわいいお店がいっぱいあって、とても紹介しきれません。おいおい別項で特集していきたいと思っています。請うご期待!! *この記事は1999年に書かれたものです。 関連記事 / Related posts: きのこの子育て日記:子連れカモン! / プレイグループ 来ポの前に:ベビー服 きのこの子育て日記:薬 きのこの子育て日記:サーカス鑑賞 きのこの子育て日記:授業参観
日本に1ヶ月半ほど里帰りし、じじばばに甘やかされて、娘はすっかり大喜びでしたが、帰ってきて幼稚園に行きたがらなくなりました。 先輩ママには「長い休みのあとはよくあるから」と言われたものの、以前から、「一体幼稚園でどう過ごしているんだろう」と思っていたこともあって、授業参観させてもらうことにしました。 娘の通う幼稚園「Warsaw Montessori School」は、8時半始まりですが、フレックスで9時半ま […]
昨年9月から、2歳半になった娘が幼稚園に行き始めました。幸いにも娘の性格と合っていたようで、とても喜んで通っています。「当たり前じゃん」と思う貴方は甘い。これにもにがーい失敗談があるのです。 娘が2歳になったとき、「今の内から集団生活に慣れさせた方がいいや」と、安直に某英国系幼稚園(というか保育園?英語ではpre-nursury school)に週2回通わせることにしました。最初は一緒に部屋にいたので […]
じいちゃん、ばあちゃんに孫の顔でも見せるかなと思い立ち、2ヶ月&2歳10ヶ月の子供を連れ、年末から1ヶ月ほど日本に里帰りしました。(JALの里帰り便、ワルシャワーフランクフルトー日本往復で1000ドル切ってます!外国の航空会社だともっと安くてある)夫はもちろん仕事なので、乗り継ぎ地まで送ってくれたものの、あとは1人です。 まあ、飛行機なので、乗っちゃえばあとは目的地までまっしぐら。子供が […]
ポーランド映画界の巨匠、アンジェイ・ワイダ氏(72歳)に、長年の功績を認められた人に贈られる「アカデミー名誉賞」を受賞することが決まった。授与式は、2000年3月26日のアカデミー賞授賞式で行われる。 関連記事 / Related posts: ニキフォル / Mój Nikifor(私の見たポーランド映画) 2015年ロカルノ映画祭:ポーランド人が最優秀監督賞を授賞 第59回グラミー賞:ペンデレツキが最優秀合唱パフォーマンス賞を受賞 […]
80年代のポーランドには配給券というものが存在しました。 (実は個人的には配給券という言い方は適当ではないと思っています。なぜなら、配給券を持っていても長い行列に並ばされ、かつ代金を払わなければならないからです。予約券とでもいいたいところです。でもここではややこしいので配給券で統一しましょう。) 80年代の配給券には食肉がありました。これは1ヶ月当、一般市民が2.5キロ、肉体労働者は4キロ(だ […]
こんにちは皆さん! 編集部の方から何か書けと脅されまして、私なりに考えたけれど、連載できるような知識は何もない!それなら昔のことを書けといわれたけど、年がばれるじゃない?それじゃ偽名(ハンドル名というのね)でということでお引き受けしました。今日から私の名前はワルサワ クラコとなりました。よろしくね! 昔のポーランドと言われても私の知っているのは80年代のポーランドのことで、それ以前のこと […]
「移動遊園地」 やったー!夏だー!と思ったら、8月中旬なのにいきなり秋の気配のするワルシャワ。プールに行ってみたかったのに、すでに遅かったです。 暑いときはあんなに暑いのに。過ぎていく夏が宝石のように思える今日この頃。日本にいたときよりも、季節の移り変わりを痛切に感じます。果物や野菜の旬も日本よりずっと明確です。(夏の初めに空豆やベリー類が出ると「夏が来た!」という感じ。) とにかく過 […]
ワルシャワは、今まさにお出かけ日より!まだここで夏を過ごしたことのない方、これを逃すと、夏は非常に暑くなり日中出歩く気分になれないので、ご注意あれ。(まあ日が長く(日暮れが9~10時)なるので、5~6時頃に再度外出という手もあるが、普通晩ご飯の準備もあることだしー。) そこで、お散歩にお勧めの公園を御紹介します。 (1)ワジェンキ公園 Park Lazienkowska(al.Ujazdowskie) いまさら説明の必 […]
ついに見ることができました。ポーランドのサーカス!以前にも張り紙は見たことがあったのですが、車から降りて確認しなかったので、どこでやってるかもわからずに見逃してしまいました。(新聞での広告はないと思うので、張り紙を見つけたら、しっかりと場所と日時をチェックして下さい。) 今回はたまたま他のご家族が教えて下さったので、その日に前売りのチケットを購入しました。(サーカスの設営してある所で […]
「子連れカモン!」 ここワルシャワにおいても、子供を持った親の購買力というのはしっかり考慮されているようで、子連れ対応型の店が増えています。 (1)マクドナルド 外か中に遊具があることが多い。夏になると、外にもテーブルが出てカフェ方式になるためか、かなり大きな遊具がおいてある。お子さまへのアピールはそれだけにとどまらず、ディズニーとタイアップして、キャラクターおまけつきのハッピーミール […]
「バイリンガル」 友達からの手紙に、「きっと○○ちゃん(私の娘)はポーランド語も話せるようになるんでしょうね」というフレーズがよく見受けられます。 確かに外国に住むともなれば、親の意識のどこかには「あわよくば」という部分がないとは言えません。特に英語圏に住む人はそうだと思います。 娘が1歳半の頃、知り合いの人から「今頃から、英語のビデオとかも見せておくと、後々抵抗なく見るようになるし、英 […]
ここに来る前に読んだ海外生活の本の中に、「欧米では大人と子供の領域ははっきり区切られている」とありました。つまり、基本的に大人の場には子供は連れていかない。そして、公共の場では周りに迷惑をかけぬよう、厳しくしつけられている、というものでした。なので、私の頭の中には、海外生活イコール「うぎうぎ騒ぐ子供はベビーシッターに預け、おしゃれに着飾った親がレストランやコンサートにばんばん出かける […]