Żeberka(ジェベルカ)

ジェベルカとはポーランド語でスペアリブのことです。ポーランドではよく食べられるお肉の部位で、ジェベルカと言えばほとんどの場合は豚のものを指しますが、牛のものが食べられられることもあります。

焼いたいり煮たり、調理方法には様々なものがありますが、ポーランドで豚のスペアリブの代表的な料理方法といえば蜂蜜とスパイスに漬けてオーブンで焼いたものと、発酵キャベツと一緒に蒸し焼きにしたものの2つではないでしょうか。

スペアリブの蜂蜜焼き(Żeberka w miodzie)の作り方は簡単、適度な大きさに切った豚のスペアリブに塩・胡椒、粉唐辛子を振ってから蜂蜜をまんべんなくまぶして一晩寝かせ、その後オーブンで焼いたら出来上がり。蜂蜜でマリネする際にショウガやニンニクのすりおろしを加えたり、マスタードを加えることもあります。

スペアリブと発酵キャベツの蒸し焼き(Żeberka duszone w kapuście)は、適度な大きさに切った豚スペアリブに塩胡椒してから小麦粉をまぶし、大きな鍋もしくはフライパンに油を熱して両面を焼きます。焼き目がついたら鍋から取り出し、お肉から出た油でみじん切りにした玉ねぎを透明になるまで炒めたらそこに先ほどのお肉とよく水洗いしてから水を切った発酵キャベツ、クミンシード、ローレルの葉、少量の水とブイヨン(時間があればもちろん手作りブイヨンで)を加え、弱火で1時間半ほど火を通し、仕上げに味を見て塩胡椒すれば出来上がり。蒸し焼きにする際にオールスパイスやジュニパーベリーを加えることもあります。

ふたつともポーランド料理のレストランのメニューにはよく載っているものなので、ポーランドにいらした際はぜひ挑戦してみてくださいね!