前回の続きです。
オペラがわからなくなる一番の理由は今だれとだれが舞台に上がっていて何しているのかわからなくなっちゃうこと、つまり「迷子」になっちゃうことです。だってたいていのオペラはイタリア語だし、字幕はポーランド語だし・・・
どんなにあらすじを予習していっても、今どの場面なのかわからなかったらお手上げ。最近は、例えば「トゥーランドット」では老王は車いすに乗ってたり、トゥーランドットは現代風のブラックドレスを着ていたりしてすでに昔の中国じゃなかったり、「椿姫」はプールのある庭でゴルフの練習してたり・・・妙に現代的アレンジにすることが多いので、本当にびっくりするくらいわからなくなることがあるんです。
でも、どんなに舞台設定が変わっても、名前までは変わっていない!・・・はず!だから、登場人物の名前を覚えることが大切です☆セリフはわからなくても、この人今「アイーダ」って呼ばれた、と思ったら、ああ、こっちがアイーダか、じゃあ、隣の意地悪そうな人がアムネリスかぁ、ってわかるわけなのです。
「そんなの、簡単」って思われるかもしれませんが、聞きなれない名前が多いので、覚えるのは結構大変^^;音楽が好きな人なら、こっちがソプラノだからアイーダで、こっちはメゾソプラノだからアムネリスだ、とかわかるんだろうけれど☆
オペラやミュージカルが苦手、という人が口をそろえて言うのが「いきなり歌いだして意味不明」ということです。でも、あふれる感情を歌、もしくは歌や踊りで表している、ということだから、歌っているときは、その人物がものすごく感情を表している、ってことですよね。
登場人物の名前を覚えたら、誰と誰が愛し合っている、憎み合っている、などなど感情をチェックしておきます。オペラの作曲家はさすがですから、歌詞の内容はわからなくても、この人はすごく怒っている!とか、なんだかラブラブ☆っていう感情はなんとなくわかるんですよね☆そういうことから、今どの場面なのか、見つけ出すことも可能です☆音楽が好きな人なら、この曲が流れているから今はどんな場面だ、ってわかるのだと思いますけどね☆
何回か観ているうちに、だんだんコツがわかってきて、楽しめるようになってきます☆それに、最近はポーランド語と英語のダブル字幕が増えてきたようです☆
以上、音楽のことは全く分からない、物語好きのオペラの鑑賞方法でした☆ワルシャワオペラの楽しい話、これからももっともっとお伝えしたいと思います☆
By しょこたん