ポーランドの人気乗用車ランキング

 

十人十色のポーランド人の性格は、乗用車の好みにも現れているようです。国産自動車メーカーのないポーランドでは、チェコやドイツ、イタリア、フランス、日本、韓国などのメーカーが混在し、それぞれ5~10%のシェアを持っているのが特徴的ですね。
下記の表は2012年のメーカーのシェア(新車)です。2012年度の新車販売台数は31万2千台で前年度比-2.5%でした。

メーカー名 本社 市場シェア 前年度比
Skoda チェコ 10.73% 0.76%
Volkswagen ドイツ 8.47% 13.73%
Fiat イタリア 7.11% -17.74%
Toyota  日本 6.63% 4.14%
Opel ドイツ 6.59% -10.37%
Ford アメリカ 6.36% -26.77%
Renault  フランス 5.81% -16.24%
Peugeot フランス 5.12% -1.81%
Hyundai 韓国 5.01% 9.24%
Kia 韓国 4.92% 19.15%

 
シコダが他を引き離し単独トップですが、フォルクスワーゲンや韓国車が激しく追い上げているのがわかります。トヨタは第3位で、他が前年度比マイナスを強いられる中、堅実な人気を保っているようです。日本勢は、日産が11位、ホンダ16位、スズキ17位でした。

一方、中古車市場では、1位=Volkswagen(16.22%)、2位=Opel(10.61%)、3位=Renault(9.27%)、4位=Ford(8.38)、5位にはAudi(7.72%)、7位にBMW(4.18)、8位にMercedes(4.13%)がランクインしています。日本車は11位にToyota(3.72%)、12位にMazda(3.24%)、16位~19位まで日産ホンダスズキ三菱が占めています。

Skoda-Octaviaskoda-fabia

具体的な人気モデル(新車)では、Skoda Octaviaがダントツの1位、同じくSkoda Fabiaが2位、3位=Opel Astra、4位=Toyota Yaris、5位=Nissan Qashqaiでした。メーカー別2位のVolkswagenは、Golfが7位、Passatが17位に、メーカー別3位のFiatは、Ducatoが10位、Pandaが11位にランクインしています。

 

参考: レギオモト自動車市場分析研究所