私とポーランド

このコーナーでは色々な分野の日本人に「ポーランド」について書いてもらっています。ポーランドへの留学生や滞在経験者だけでなく、日本滞在の人々、電車の車掌さんやキオスクのおばさんにも意見を聞けたらと思っています。
皆さんからの投稿もお待ちしています。またヤッポランド・ポーランド語版では、日本語での文章をポ語に訳して紹介しています。訳文はこちらからご覧になれます。
「私と日本」(ポーランド人の日本観)では主にポ語で書かれたものを日本語に訳して紹介しています。

* 私のポーランド観
* ポーランドのイメージ

私のポーランド観

ポーランドに着いた時、それはそれは美しい秋だった。緊張感だとか、異国に来た実感はあまりなかった。人もやさしく、あたたかくて、好印象。生活は極自然に始まった。
ポーランドがどこにあるかさえも知らなかった私は、間違えてポーランド語ではなくポルトガル語の辞書を持ってきたぐらいだから、それから始まる長い長い冬がどれほど大変なものかその時にはわからなかった。
秋が終わると、街から色が消え、日本で言ったら「水墨画」のような世界になった。ポーランド人はすぐ「気圧が低いから」と言う。その意味はあとでわかった。
日が短いのですぐ暗くなる。朝から夜のような雰囲気。そしてなぜか不意に気分が落ち込む。どーんとデプレッシアに陥るときは、決まって気圧が低い。そして恐ろしく寒い。
銀行にいっても郵便局に行っても、いつもかわらず行列で、窓口が少ない。そして平気で窓を閉めて、休憩にされてしまう。「仕事する気のない国….」ため息。
ポーランド人はわりと言い訳が多い。しかし、情に深い。「だめかな。」と思うことでも、情に訴えると上手く行くことがある。
クリスマスは厳かだ。神に接する態度は感動的だ。私自身も宗教に対して強い関心が生まれる。長く暗い冬を乗り越えるのは、至難の業だ。日本のように遊ぶ施設はあまりないので、皆で集まって「パーティ」をして食べて飲んで踊るのだ。こんな風に長い長い冬を何ヶ月もすごす。このような楽しみは人との絆を深く強める。暗いポーランドの冬で懸命に生きていくうち、深い友情が生まれる。日本では学校を卒業して、大人になると親友が出来ないと、良く言われる。ここではふつふつとした素朴な幸せをかんじることができる。
ポーランドに住んだ後、日本に戻ったり、外国に出たりすると、なお更、ポーランドを「第2の故郷」と懐かしく思う日本人がたくさんいる。

そして何せポーランド人の女性はとても美しい。女の私でも見とれてしまうのだから、私が男だったらもっと幸せだろう。でもひげをはやしたおばサンには、ショックだった。
そして訪れる強烈な春。それは木の芽が一斉に開く。自然に感謝する。精神の開放だ。
人々の顔も笑顔でいっぱい。冬が長いだけに、この国の春は一生忘れないだろう。
ポーランド人の繊細な感覚は日本人のもつそれに近いものがある。日本人がショパンを好きな理由もそこにあるのではないだろか。
私にとってポーランドはたくさんのものを、気付かせてくれる興味深い国。忘れかけた感覚を思い出したり、日本では見過ごしてしまう些細なことに感動したり、大切さを見出してくれたり。歴史や文化、気候、人々、自然や、芸術に触れるたびに、新たな発見があるのだから、私は幸せ。たとえ行列が長くても。
キンタ・クンテ

ポーランドのイメージ

私のポーランドのイメージは、ポーランドの人はものすごく親切で思いやりのある方達だということです。書けばかなり長くなりますが、2000年11月、短大の宿題で、街中で出会った外国人の方に、コーラを飲んでもらって、その感想を聞くという宿題がありました。
私と友達2人は、たまたま日本に観光に来ていた二人のポーランドの方に出会いました(一人はスウェーデン在住)。 ものすごく二人とも親切な方で、1時間あまり宿題を手伝ってくれたうえに、メールアドレスまで教えて頂きました。全く話がかみ合っていない時でさえ、私達の言おうとすることを粘りつ強く聞いてくれました。その一週間後、スウェーデン在住の方からe-mailが届き、続いてポーランド在住の方からもe-mailが届き、一年余りe-mailを続けた今年2月中旬から2週間余り私は一人で彼らに会いに、スウェーデン、ポーランドに行きました。
彼らに会うのも、すごく不安でしたが、ものすごく歓迎して頂いたうえに、クラクフ、ワルシャワ、そしてストックホルムまで案内して頂きました(ほとんど彼らの自腹で)。家族ぐるみの親日家で、ワルシャワの日本食レストランに二日続けて連れていってもらったり、日本食、日本文化などを、こよなく愛してくれて気持ちが良かったです。
大抵はホームシックになりますが、私の場合日本に帰りたくない病になりました。彼との再開に加え、いろいろな人にこの旅で出会いましたが、全くと言っていいほど不愉快な思いはしませんでした。
一番感謝していることは、同じ日本人でも、街中でたまたま出会った人と友達になるのは難しい。外国人の方ならなおさらのことだと思います。そんな訳で私のポーランド人のイメージは、自国を愛し、親切で気取らず、思いやりのある国民というのが第一です。
匿名 日本在住 20代女性

 

(イラストはwww.apgef.comのものです)

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