黄サヤインゲン (Żółta Fasolka Szparagowa)

初夏のポーランドの食卓にかならず登場するこの黄色っぽい野菜。日本ではあまり見かけることがありませんが、実はサヤインゲン(Fasolka Szparagowa – ファソルカ・シュパラゴヴァ)なのです。ポーランドでは緑のサヤインゲンはもちろん、黄色いものもよく食べられています。

茹でたりスープに入れたり、オーブンで焼いたりと調理方法は様々ですが、最もポピュラーなのはクタクタになるまで茹でた黄サヤインゲンにバターで炒めたパン粉をたっぷりかけたもの。そのままでも、お肉の付けあわせとしてもよく食卓に上がる一品です。

サヤインゲンは葉酸・ビタミンAやC、鉄分などを豊富に含む(緑のものの方が栄養分は高い)ため、ポーランドでは妊婦さんに薦められることがとても多いのだそうです。緑色のサヤインゲンの青味の強いはっきりとした味に比べると、黄色のものはもっとクリーミーな優しい味がします。

生のものが購入できるのは初夏~夏だけですが、冷凍されたものや缶詰・瓶詰めなどは一年中手に入るので、ぜひポーランドらしいこの味を試してみてくださいね。