きのこの子育て日記:おもちゃ屋 / クリスマスパーティ潜入

<おもちゃ屋>

クリスマスプレゼントを買い足しに、SmykとKidylandへ行って来ました。Smykは5階だての総合デパートですが、子供用品やおもちゃ・文房具がわりと充実しています。今回発見したのが、遊具スペース。もちろん日本と違って屋上ではなく、おもちゃの階の片隅にひっそりとという感じです。
そこにいたおばさんが、「プロシェン・バルゾ!(どうぞどうぞ)」と威勢良く言うので、つられて娘をおもちゃ電車に乗せました。ハンドル近くにあるボタンをずっと押していないとレールの上を走らないので、親が押してやって、一緒にぐるぐる回るはめに。娘は喜んだけど、親はすっかり気持ち悪くなりました。

幸いにもおばさんも「ジェンクエン!」と打ち切りを宣言したので、置いてあったお皿にチップを2ズウォチおいて立ち去ろうとしたところ、「3よ!」。うーん、やはりお金をとるのか。なにがプロシェンバルゾや。

当然じゃないかと思われるでしょうが、他にはこわれかけたような車や三輪車のおもちゃが2、3個おいてあるきりなのです。あの三輪車でもお金取るのかなーと思いながら、1ズウォチ足しました。およそ120円。日本より高いのでは?似顔絵コーナーもありましたが、画家不在のため料金わからず仕舞で残念でした。

Kidylandは地下1階、上2階の正当派おもちゃ屋で、子供を連れていったらそこには無間地獄が広がること受け合い。(Smykより商品筋が高め。)すごい人で何がなんだかわからず、すぐに出てきてしまいました。プリクラが置いてあったので、好きな方は行ってみて下さい。ただし、フレームはアメリカバージョンのようで、文化宮殿やショパンのフレームはありません。残念。

Smyk   (Al.Jerozolimskieとul.Kruczaの角。入り口は1階のマックの左手を曲がった所です。)

Kidyland (Plac.Konstytucji 5)

<クリスマスパーティ潜入>

あるご縁からポーランドの小学生たちのパーティに混ぜてもらえることになり、わくわくしながら出席しました。子供はポーランド人、イギリス人、日本人の合計で20人くらい。先生の引率があるので、親の出席はなし。
目玉のジャグラー(大道芸人)が来るまで、みんなでかごめかごめやハンカチ落としのような遊びをしました。どちらも誰かをあてるというゲームではなく、単に指をさされた人、目の前にハンカチを落とされた人が次の鬼になるというのんびりしたもの。(でもみんなエキサイティングしていた)我が娘も1歳9ヶ月ながら、私と一緒に踊りの輪に入り、いっちょ前にふりをまねていました。

そして、ジャグラー登場!ポ語、英語、日本語とりまぜて、手品・ねじり風船・お手玉etcで口八丁手八丁。その芸達者なこと。よっ!ポーランドの染之助!こりゃ大人向けだねと思いましたが、子供にも大受け。もりあげ方もばっちり。子供の誕生会のために名刺をもらっておけばよかったと思ったくらいです。

最後はおきまりのサンタ(こっちではミコワイ)と思いきや、これがしぶい。アメリカなどのホーホー脳天気サンタと違い、カトリックの意地を見せたか、ちょっとすすけた感じの色合いのガウンのような赤と白の衣装をはおり、長いサッシュをしめ、木の杖をもっています。後で聞けば、あれは悪い子をぶん殴る杖だそう。(そりゃあんまりじゃないか)そして、ちゃんといい子にしているよう説教を長々としてから、プレゼントを渡していました。

我が娘はといえば、ジャグラーから完全にだれて、最後までずーっと廊下を走り回っており、当然私もその後を追い、まるで馬鹿殿を追っかける家来状態。おまけにちょっと目を離したすきに、おいてあるお菓子をむさぼり食っている!あーあ。でも、いつの間にか、サンタさんからプレゼント(中はお菓子だった)はしっかりゲットしていました。

後日、ポーランド人の友人に「ここのサンタはしぶいね」というと、「え?それは、たまたま、そこのサンタがそうだっただけだよ」と言われてしまいました。真実はどうなのでしょう。誰か教えて下さい。

 

*この記事は1999年に書かれたものです。