オフィアロヴァニェ・パンスキェ (Ofiarowanie Pańskie)

オフィアロヴァニェ・パンスキェ (Ofiarowaie Pańskie)はポーランドの聖日です。Matki Boskiej Gromnicznej(マトキ・ボスキ・グロムニチネイ)と呼ばれることも多くあります。日本語では聖燭祭もしくは主の奉献の祝日と言われています。グレゴリオ暦で2月2日に祝われます。

これは聖母マリアとナザレのヨセフが律法の定めに従い、生後40日目のイエス・キリストをエルサレムの神殿に連れてきて、産後の汚れの潔めの儀式を受けると共に、キリストを神に捧げたというものです。

この日はグロムニツァと呼ばれる大きなろうそくを持って教会に行きます。グロムニツァに聖水をふりかけたあとミサが始まります。ミサの間中、人々は火をつけたままのグロムニツァを持ったままです。ミサが終わると、教会によっては皆で火のついたグロムニツァを持ったまま町の中を行進します。敬虔なカトリック信者は、この聖なる火が家庭に幸せや喜びをもたらしてくれるという習慣から、帰宅するまでグロムニツァの火をつけたままにしておき、部屋に飾ってあるイエス・キリストや聖母マリアの絵や像の前に立てておくのだそうです。

この日は国民の祝日ではないため、学校や会社、商店などはお休みにはなりません。

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(写真はwikipegia.org.pl、garnek.plのものです)