ジェシュフ (Rzeszów)はポーランド南東部にある人口2o万の町です。1354年、ポーランド王カジミェシュ3世によって創設されました。昔からさまざまな信仰と国籍の人々が住んでいたことから、ジェシュフの建築と文化には多様性のあることが特徴です。20世紀初頭から現在まで、航空産業が盛んなことで知られています。ウクライナとスロバキアまでそれぞれ約90キロ と近く、またジェシュフ空港より格安航空機が飛んでいるため、ヨーロッパの主要都市へ手軽に行くことが可能です。IT関係の企業が多いことでも知られており、ジェシュフでは最新の技術と歴史が同時に満喫できます。
ジェシュフのみどころ:
ルボミルスキ城(Zamek Lubomirskich): ジェシュフの代表的な建物で、元の建築は16世紀の末まで遡っていますけど、破壊のため、1903ー1905年にすっかり立て直しました。その時から城の中に刑務所は1981年までありました。
旧市街広場(Rynek): ジェシュフの旧市街の中央にあります。この旧市街の中で最も古い建物は15世紀や16世紀に建てられたのだそうで、現在は商店やレストランなどになっています。毎年夏にはこの広場でコンサートなどのイベントが行われています。
市役所(Ratusz): 1591年に建てられた市役所はジェシュフを代表する建物です。
聖ヴォイチェフと聖スタニスワフ教会(Kościół św.Wojciecha i św. Stanisława): 地元の人にはkościół farnyの名前でおなじみの、ジェシュフ最古のバロック式の教会です。教会のなかで最も古い部分は1434年に作られたものだそうです。1621年に大火事のため焼失しましたが、その2年後に建てなおされました。18世紀中ごろにバロック式に改築され、鐘楼が作られました。
地下観光道(Rzeszowskie Piwnice): 旧市街広場の下にある、369メートルの地下道。中世から残る壁や火事の跡、秘密通路の跡などを見学することができます。
ドブラノツェック博物館(Muzeum Dobranocek):ドブラノツカはポーランドの伝統的な子供のためのテレビ番組のことです。1950年代から2013年まで毎日19時からポーランド国立テレビ(TVP)でドブラノツカが放送されていました。「ドブラノツ」はポーランド語で「おやすみなさい」という意味で、ポーランドの子供たちは寝る前にこの番組を見るのがお約束でした。ジェシュフの仮面劇場(Teatr Maska)の中にはドブラノツカ博物館があり、「ドブラノツカ」に登場したおなじみのキャラクターたちの人形を見ることができます。
写真はrzeszow.pl, polskaniezwykla.pl, resinet.plのものです