テレビ:
ポーランドのテレビ番組は映画やコンサート、演劇等がかなりの割合を占めています。
最近では、日本のアニメも放送されているので、アニメを見ながらポーランド語の勉強にもなります。
第2テレビでは頻繁にコンサートが放映されており、さすがショパンの故郷・ポーランドといえるでしょう。
映画に関しては、衛生放送のポロニアではポーランドの映画が集中的に放映されています。英語の字幕スーパーが表示されている時もあるので英語が出来る人は理解できるでしょう。
また、とても面白いのが、外国の映画で、そのほとんどが吹き替えではなく、音声同時通訳で、オリジナルの音声と同時にポーランド人が、無感情で通訳をしています。しかも男性のセリフでも女性のセリフでも一人の通訳が訳すので、たまに誰のセリフかわからなくなることもあります。ポーランド人は海外の俳優の本当の声も聞けるとといって自慢していますが、慣れていない人にはつらいものがあるでしょう。
実際にポーランドでテレビを受信するにはいくつかの方法がありますので以下に紹介しましょう。
普通の受信アンテナしか無い場合:
ポーランド第1(TVP1)、第2テレビ(TVP2)、ワルシャワ市公営WOT、POLSAT等の番組が受信可能です。テレビ、ラジオ受信料はPLN 8.40 / 月 で実際にテレビを利用しなくても、所持していれば支払い義務が発生します。別契約すればCANAL+等のチャンネルも受信できます。
ケーブルTV:
ワルシャワではAsterCityとPolska Telewizja Kablowaの2社がそれぞれの勢力範囲を持っています。加入費は200 PLN(約6,000円)前後、月額 30 PLN (約900円)前後の受信料となります。ポーランドをはじめドイツ、オランダ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン等の約50局の番組、衛生ラジオ約30局が聴取可能です。もちろん鮮明な画質でポーランドの番組も見れます。ただし、日本語放送はありません。
CNNやBBC放送も見れますが、英語ニュースとしてEURO-NEWSでは比較的聞き取りやすい英語になっていてお薦めです。
自宅に衛星アンテナを設置:
アンテナには1つの衛星を捉える固定タイプと複数の衛星を捉える移動タイプがあります。日本語の番組は Astra 衛星のJSTV(別途契約が必要)とPanamsat 衛星のNHKがあります。
JSTVでは毎日午前6時から深夜0時(英国標準時)までの18時間、ヨーロッパの皆様に、日本と同時放送のNHKニュースや民放の娯楽番組をお届けしています。
JSTVをご覧になるには、衛生アンテナ及びデコーダー(ほとんどの場合一体化しています)、JSTV受信カードが必要です。
加入料は100英国ポンド、月々30英国ポンドになります。支払いはポーランドではクレジットカードのみです。引落しは四半期(3ヶ月)ごとに徴収されます。詳細はJSTV(ロンドン)までお問い合わせください。
JSTV
65 Clifton Street, London EC2A 4JE United Kingdom
Tel: +44 171 426 7330 Fax: +44 171 426 7339
ビデオ:
注意しなければならないのは、ポーランドはPAL式の再生を利用しており、NTSC式の日本のビデオは通常再生できません。このため、日本のビデオ等を見るためには、NTSC対応のビデオ機器の購入が必要になります。両方式のものを再生できるビデオを一般的にマルチビデオといいますが、現在では市販のほとんどのビデオ再生機が両方式の再生が可能になっています。これはNTSCをPALに変換再生する方式で値段も安価ですが、NTSCでの録画はできません。従って日本から持参したビデオ・カメラ(通常はNTSC方式です)に撮影したものを、このビデオデッキを使用してVHSにダビング、録画はできません。
これと同じことはテレビにもいえます。ビデオ・カメラから直接テレビの入力端子を使って再生する場合、テレビがNTSCに対応していない場合は、正常に再生できません(白黒になります)。
NTSCでも録画できることをお望みならば、再生・録画マルチ・ビデオをご購入ください。こちらは再生のみのマルチビデオの3倍程度の値段で購入できます。