北部はバルト海に面しているポーランドですが、一般的に魚を食べるイメージは薄いのではないでしょうか。しかしそんなポーランド人の食卓によくのぼる魚があります。それはシレジ(Śledź)、日本語で言うとニシンです。
ひとくちにニシンとは言ってもさまざまな味付けがあります。ポピュラーなのは玉ねぎの入ったオイル漬け(w oleju z cebulą)、サワークリーム漬け(w śmietanie)、トマト味のカシュブ風(po kaszubsku)などでしょうか。ちなみに「日本風(po japońsku)」と名前のついたものもあるのですが、これはニシンを玉ねぎとゆで卵と一緒にマヨネーズで合えたもので、なぜ日本風という名前が付いたのかは定かではありません・・・
シレジは通常メインとしてではなく、前菜として食べられます。また、小腹がすいた時のおやつにも、ウォッカのお供としても。スーパーに行けばあらゆる種類の味がついたものが瓶やパックに入って売られているので、手軽に試すことができます。味付けのされていない、塩水に浸かっているだけのシレジも瓶詰になって売られているので、お料理好きの人なら自分だけの味を試してみるのも楽しいかもしれません。
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(写真はmojegotowanie.plのものです)