フリースタイル・フットボール世界大会「レッドブル・ストリートスタイル・ワールドファイナル 2013 東京」が19日、東京・芝公園内にある増上寺にて行われ、ポーランド代表のシモン・スカルスキ(Szymon Skalski)さんが優勝しました。
肩や頭、腕などを駆使してサッカーボールを動かし、パフォーマンスとしての完成度を競うこのストリートスポーツの世界大会は今回で4度目で、今回がアジア初開催となっていました。
試合は1対1で行われ、持ち時間の3分間の間にどれだけ完成されたパフォーマンスとテクニックを見せることができるかで勝敗が決まります。
ザジェチェという町に住むスカルスキさんは2012年の優勝者・徳田耕太郎さんを破り、決勝ではアルゼンチンのカルロス・イアコーノと対戦して見事優勝。審判に手を持ち上げられて優勝を告げられたスカルスキさんは、信じられないという驚きの表情を隠せませんでした。
8年前にフリースタイル・フットボールをはじめたときから、いずれは世界チャンピオンになることを夢見ていたスカルスキさんは自身のフェイスブックページで「今自分がどんな気持ちでいるか言葉にすることができない。東京に来ることが出来て、世界で一番権威のあるタイトルを手に入れる夢が叶って、今世界で一番ハッピーだ。2014年のブラジルのワールドカップにも行ける事になったし・・・自分自身を誇りに思う」と書いています。
ポーランド語には”Wiara czyni cuda”(信じることは奇跡を起こす)という言葉があります。自分を信じて、あきらめずに努力していれば夢をかなえることも不可能ではないのですね。
(写真はwww.theguardian.comのものです)