現在6時間以上かかるワルシャワ‐ヴロツワフ間の旅が3時間半に短縮される?ポーランドの列車事情を知る人にとっては全く現実味のない話ですが、早ければ来年には実現するかもしれません。
Tym razem super szybki pociąg Pendolino przyjechał do Polski! (Teksty tylko po japońsku)
8月12日、ヴロツワフ中央駅でイタリアの高速列車、ペンドリーノ(Pendolino)のプレゼンテーションが行われ、多くの鉄道ファンが集まりました。イタリアの工場から貨物列車でポーランドまで運ばれて来た総重量400トンにも及ぶこの列車は、インターシティ・ポーランド国鉄会社(PKP Intercity S.A.)が4億ユーロで購入した20台のペンドリーノ高速列車のうちのひとつで、中に測定装置が搭載されたテスター列車ということです。もう既にジミグルドにあるテスト場へ運ばれており、そこで試運転を繰り返した後、一般線路でのテストに移ります。
ペンドリーノのデザインはフェラーリやマセラッティのデザイナーでもあるジョルジェット・ジウジアーロ氏が担当しており、ポーランドで運行する予定の列車はポーランド国鉄会社の色であるシルバーとブルーを基調に塗装されています。
初運行は2014年5月の予定。速度はポーランドの鉄道では今までになかった時速200キロメートルにもなるそうですが、最終的には時速230キロメートルまで上げていきたいとのこと。2014年12月には20台全てが一般運行される見込みです。
ただ、ポーランドでは一般的に線路沿いには柵がなく、また高架上を走るわけでもないので、線路ちかくに住む人たちにとってはちょっと怖いのではないかな、危なくはないのかなという気もします。
現在電車で約3時間かかるワルシャワ‐クラクフ間が約2時間20分、約4時間のワルシャワ‐グディニア間が約2時間半とぐっと近くなるので、思い立ったらちょっと週末旅行へ・・・ということがしやすくなるのはとても嬉しいですね。
(写真はkurierkolejowy.plのものです)