ポズナン国際氷彫刻フェスティバル (POZnan Ice Festival)

ポーランド西部の街ポズナン。ポーランド王国最初の首都であり、美しい旧市街広場や市庁舎で有名ですが、この旧市街広場には毎年12月半ばになると氷の彫刻が飾られます。

これは2006年から続いている氷彫刻コンテスト (POZnan Ice Festival)の作品です。このフェスティバルは氷彫刻のイベントとしてはポーランド最大のもので、毎年12月中ごろの週末に開催されます。参加するアイスカーバーはポーランドのみならずアメリカ・カナダ・フィンランド・日本・マレーシアやフィリピンなど、世界各地から集まります。

初日は個人戦。Speed Ice Curvingというタイトルのついたトーナメントで、その場で与えられたお題の彫刻を制限時間内に彫っていきます。勝敗を決めるのは審査員と観客で、勝ち残った人が次のステップに進めるという仕組みになっています。

2日目は団体戦。チームは2人一組で、制限時間は朝8時から夕方5時まで。高さ3メートル以内であれば彫る内容に制限はありません。

出来上がった氷彫刻は旧市街広場に飾られます。夜、様々な色にライトアップされた氷はキラキラと輝いて、ガラスのようにも水晶のようにも見え、溶けて消えてしまうのがあまりにももったいないような気持ちにさせられます。

IceFes1IceFes2IceFes4