ポーランドのタイムゾーン(時間帯)は世界標準時(UTC)を基準にすると「UTC+01:00」、サマータイム時には「UTC+02:00」となります。日本は1年を通して「UTC+9」なので、この差が日本とポーランドの時差です。
といわれても何のことかわかりにくいですね。簡単に言えば、日本とポーランドの時差は普通は-8時間、夏は-7時間で、日本時間の午後8時は、ポーランドでは正午、夏では午後1時となります。
夏時間と冬時間の変更は、3月の最終日曜と10月最終日曜の午前2時に行われますが、冬時間から夏時間へは、1時59分59秒の次が3時00分00秒(1時間早まる)になり、夏時間から冬時間へは2時59分59秒の次が再び2時00分00秒(1時間遅くなる)になります。3月の変更後には、今までより時間が1時間早くなっているので、会社や学校へ遅刻しないように注意が必要です。交通機関も同様です。10月の変更時は、1時間長く眠ることができます。時差の変更を忘れていると、1時間早く学校や会社に行くことになってしまいます。
実際の変更時刻が深夜のため、ほとんどの場合、生活に大きな影響はありませんが、例えば夜行列車などに乗っていた場合はどうなるのでしょう?夏時間になったからといって、列車が1時間早く目的地に到着することはありません。この場合は、実質的に1時間遅れて到着することになります。ただし、それは夜行列車など、長距離を時差変更時をまたいで走行するものに限られ、時差が変更になってから出発する列車は、夏時間にあわせて運行されます。
それでは冬時間への変更時には到着時間が早くなるのでしょうか?答えは否です。ほとんどの場合、夜行列車などは1時間運行を停止して、時間調整をします。
ポーランドでは1996年より現在の時差変更が行われていますが、1995年までは9月の最終日曜(現在より1ヶ月早い変更)、それ以前では4月の第一日曜だったり、5月の最終日曜(60年代)が取り入れられていたこともあったようです。また最近では、冬時間への変更を廃止して1年中夏時間にしようとする案も出てきていますが、まだどうなるかは決定していません。
2021年の冬時間は10月31日の午前2時から開始。夏時間の3時が冬時間の2時になります。目覚まし時計の設定にはくれぐれもお気をつけて!