マーケットの店先に色とりどりの野菜や果物が並ぶ季節となりました。3歳の娘の好みで食生活を綴ってみたいと思います。
アイスクリームもいいけどやっぱりこの時期は新鮮な野菜や果物を食べて味覚を育ててやりたいと思う親心。日本の価格に慣れている私からすると、キロで買っても安――い。でも家族3人、こんなにいっぱい買ってどうしよう??? 半分は食べないでごみ箱というのももったいない。と台所に並んだ果物の山をみてため息。でも私の娘は全く目もくれずアイスクリームとロリポップを舐めて大満足!!
今一番馴染み深いのはイチゴ。クラコフのマーケットでは山に盛られていて量り売りです。スコップのようなものですくってでがさがさと袋に入れてくれます。「うわーイチゴがつぶれる!」なんて関係ないようです。そんな訳でかなりの量は傷んでしまいますが、きれいなものはそのまま生で食べます。洗ってきれいにすると一割はなくなります。生では砂糖をかけたりミルクをかけたりいろいろありますが、私の娘は搾り出しのホイップクリームをつけるとよく食べますが、ホイップクリームのみ何度もお代わりをします??一体何を食べているのやら…。
全部食べてしまえばいいんですが、問題は残ったとき…。そのままだと翌日は必ずごみになってしまう…と言うときは、単に砂糖を入れてコトコトと煮ます。イチゴを500グラムに砂糖大さじ5杯(甘さの好みは人それぞれ加減してください)。弱火で一時間程度。強火で煮るとイチゴの色が悪くなるのであせらずのんびりが良いようです。できたら半分はまず冷凍にします。毎日毎日食べると飽きます。
残りはアイスクリームにかけたり、ヨーグルトに混ぜたり、又は、ヨーグルトに混ぜて冷凍するとヨーグルトアイスになります。そのときはイチゴをつぶしたほうがうまく出来上がります。最近子供用のヨーグルトにはアイス用の棒が付いているので取っておくと便利です。あとは個人のセンスで。
もうちょっと元気があるときはゼリーにします。ゼリーにするとゼリーと一緒に果物もよく食べます。ゼリーで固めれば生に近い形で果物が味わえて2~3日楽しめます。
*ゼラチン (żelatyna) 2袋
*生の果物や缶詰の果物 カップ3 (小粒のイチゴのサイズに切る)
** 生のパイナップルはゼリーが固まらないので入れないこと。
*缶詰の残りのジュース カップ3 (足りない場合は水を足して砂糖を入れる)
*バニラエッセンス 少々 (又はCukier Wanilowyを1袋)
1) ゼラチンは大さじ3位の分量の水を加え、よくかき混ぜ、そのまま3分間程ふやかしておく。
2) 缶詰の残りのジュースと水、砂糖、Cukier Wanilowyを小鍋で火にかけ、温まったら1)を加え、溶けたところで灯から下ろしあら熱を取る。
3) 型に果物を入れ静かにゼリー液を注ぎ込む。
4) りんごやイチゴはゼリーの中で浮いてしまうので、きれいに作りたい場合は、まず型のそこにフルーツを並べ、かくれるくらいにゼリー液を入れ、冷蔵庫で固めそのあとまた果物とゼリー液を注ぐようにする。
5) これを冷蔵庫で冷やし固まったら型から抜く。
イチゴ以外にもいろいろな果物で試してみるとそれぞれに違った味を発見して、お料理も楽しくなります。尚、果物の大きさによって煮込み時間を加減してください。例えばフサスグリなどは小さいので10分ほど煮れば十分です。(by K)