ママ・クマシュカの子育て日記:ポーランドのTV番組

 
この原稿を書く前に、実は一度別の原稿を書いたのですが、PCの調子が悪く、保存前に無くなってしまったのでショックです。今回も、長く書く予定ですが、きちんと書き終えられますように。

さてさて、私が3日坊主であることは、これをご覧の皆様は、もうすっかりご存知ですね。私が、きのこさんからこのページを引き継いでから、早1年を過ぎましたが、私の書いたページの増えない事、増えない事!そろそろ本腰入れて、毎月1本もしくはそれプラスとペースを決めて、書いていこうと思います。

今回のテーマは、「テレビ番組」にしてみました。こちらの在住者の皆様は、ポーランドのテレビ番組をご覧になられるでしょうか?ポーランドのTVチャンネルは、TVP1,2,3を始めとし、TVN,Polsat等があります。(地方に行くと2チャンネルだけだったりしますが。)そういう私は、実はあまり見ないのですが、それでもとりあえず見ている番組についてと、子供向け番組について紹介します。まだそれらを見たことのない方がいらっしゃれば、見てみるのも楽しいかも知れません。

まずは。TVP1で 17:00~17:15までの15分間に放送されている「Teleexpress」。これは、いわゆるニュースです。ポーランド語がわからない私でも、一日の出来事が一目でわかります。また、15分という短い時間の中で、早口でニュースを読み上げているキャスターの姿を見るだけでも楽しいものです。時には、ちょっとした芸能の話題や、新聞雑誌からの面白い話や、キャスターのジョーク?もあります。同じくTVP1 19:30~20:00のニュース Wiadomosci もお勧めです。

つい先日、4月1日。何の日だか覚えておられますか?ちょうど今年はイースターと重なり、smigus-dyngus といって、誰にでも水をかけてもいい日でしたが、それとは別に、prima aprilis。そう。いわゆるエイプリルフールです。

一昨年だったでしょうか。TVP1のニュースにしてやられました!というのも、そのニュースの終わりのテーマ音楽が流れる頃、キャスターとその後ろの報道部の様子が写っていたのですが、なんと!報道部に火煙が出て、人は逃げ、消防士が入って来ているのです。キャスターの女性も、椅子の下に置いてあった鞄を引っつかんで、慌てて逃げていった所で、ニュースは終わりました。それを見ていた私と主人。大丈夫なのだろうか?と思い、それを見ているであろう実家まで電話をしました。すると、「今日は、Prima Aprilisでしょ。やられたね。」とあっさり言われて、ええっ、ニュースでもそんな事をするの!?と思ったものです。ちなみに、今年はダチョウに関するニュースその物が騙しだったとか?

子供向け番組ですが、同じくTVP1。朝8時50分から、母と子の番組が放送されています。月曜から金曜日まで、曜日によって内容が違う様ですが、日本のそれとくらべてみるもよし、ポーランドの子供達の様子がどんなだかみてみるのもよしで、楽しいですよ。また、その次の番組は、Kino Maluchaといって、アニメーションを放送しています。

アニメーションといえば、TVP1 19:30から放送のWieczorynkaがあります。これも曜日によって違ったアニメを放送しています。ポーランドオリジナルのアニメの他、アメリカ、イギリスなどのアニメで、日本の母と子の番組内でも放映されているような物が、ポーランド語吹き替えで楽しめます。ねずみのキャラクターのお話(わかるでしょうか?)、日本で放送されている雰囲気と似ているのか?似ていないのか?ナレーターのお兄さんの声、言葉が違うだけで、味わいも違います。楽しいですよ。

最後に、イースターで帰郷した時、うちの義母も毎回楽しみにしているという、TVP2の連続ドラマ「„Na dobre i na złe”」(違ってたらごめんなさい!)を一緒に観ました。これは、いわゆるドクター物でした。私が見た回の内容を書いてみます。興味のある方は、これを見て、はまってください!?

~出稼ぎ外国人男性が、不法就労先の建築現場の事故で重症を負い(建築土台の金属が足に突き刺さっていました!ドラマとはいえ、痛々しい映像で、こんなの映していいの?という位、生々しかったです!)、駆けつけた救急隊により救助され、病院へ運ばれます。男性の仲間達は、不法就労がバレることを恐れ、また多額な手術代、入院治療代を払えない為、男性を病院から連れ出し、国へ帰ることを計画します。そして、病院へ忍び込み、脱足間近にして、担当医と看護婦にそれを発見されます。(彼らがこのドラマのメインキャラクターらしい。)「彼は私の患者だ。私には彼を治療する義務がある。」そんな感じ(と思います。)のこの医者の言葉に、いったん仲間達は男性の脱走を諦めます。が、彼らの置かれた状況は深刻な為、仲間の1人が医者にこのどうしようもない状況を、話に行きます。~場面が変わって別の患者の話も同時進行しています。~そして、ドラマの最後。医者と看護婦が車に乗り込む男性と仲間を見送ります。これから先の治療と、出国の際に必要だからと、医者がカルテ、事故報告書?を入れた封筒を、仲間の1人に渡します。医者に感謝を告げ、別れた後、彼は封筒の中の書類を見て驚きます。事故の内容が、観光中の事故と書かれている!彼らは、医者に改めて、感謝したのでした。~