この地方にはドイツ騎士団の城が彼方此方に点在している。この重層な構えのマルボルク城は、お城といってもドイツのノイシュバンシュタイン城などの絢爛豪華な国王の居城とはまったく異なり、ドイツ騎士団がポーランドを征服するために立てた要塞で、戦いで命を落とした騎士の唸り声が今にも聞こえてきそうで、どことなく不気味な雰囲気が漂っているように見える。城内も美しく華やかというよりは重苦しい感じで、ヨーロッパにある他のお城ではあまり見受けられない悪魔や猛獣、騎士などをモチーフにした装飾が彼方此方に施されている。また、城内には墓地もあり、歴代の城主が安らかに眠っている。
城の見張り台
マルボルク城は、戦闘用にすべて建設されているが、そんなことを感じさせないくらい綺麗な見張り台だ。
砦の要・頑丈な門
敵の侵入を防ぐために頑丈にできた門。
写真左側には、とても重そうなおもりが垂れ下がっている。
騎士の装飾
普通のお城では見られないような、
甲冑を身につけ馬を走らせる騎士の装飾。
城内いたるところに、このような飾りが施してある。
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騎士の装飾
戦闘風景
普通のお城では見られないような、
戦闘風景をモチーフにした装飾。
城内いたるところに、このような飾りが施してある。
自らの血で雛を養うフェニックス
城内中央にある井戸の上に飾られているフェニックスの銅像。
ヨーロッパでは、フェニックスは、自分の雛を自らの血で育てるといわれている。
トイレの印・デビル
マルボルク城内の壁のデビルマーク。
冗談ではなく、このデビルマークは、トイレの印だったそうだ。
本当に、このマークの先には、とても大きいトイレがある。
戦死者の叫び
城内の壁に施されているある装飾。
なんだか、戦闘で殺された騎士の霊が叫んでいるようで気色悪い。
戦勝を祈るチャペル
城内には、ちょっとしたチャペルもある。
恐らく、ここで神に戦闘の勝利を祈ったのだろう。
戦死者の眠る墓
城内には、墓地もあり、歴代の城主が安らかに眠っている。
なお、この先には、なんと不思議なパワーを秘めた部屋があるそうだ。
(写真はpodroze.onet.pl, holidaycheck.plのものです)