ドイツ、ロシア、ポーランドとヨーロッパ在住6年の私がなぜポーランドを永住の地として選んだのか、その理由は至って簡単、ポーランド女性が可憐で美しいからという訳ではなく、ポーランドの住み心地がとてもよいからです。夏は日本のように蒸し暑くなく、冬は一面の雪景色で目映いばかり。(因みにポーランドの夏はアフリカからのコウノトリの来訪とともにやってくるということです。)
またロシアでの生活とは異なり買いたいものは日本にもないようなハイパーマーケットで何でも手に入り、ネオナチが蔓延っているドイツでの生活のように外国人差別に悩まされる事もない(当然外国人にやさしいドイツ人もいます)。さらに、ポーランド人はとても親切で外国人に対しとても寛大で、(道端を歩いていて中国人と間違えられカンフーの真似をされからかわれることがあるが)助けを求めれば見ず知らずの人でも助けてくれる。こんな経験は同じスラブ系民族の国・ロシアでしか経験したことがなかった。
しかし失業率はドイツ同様ポーランドも高いためか、町を歩いていて変な輩がタバコを強請ってくるが、ドイツ人のように(ドイツ語で“Gib mir eine Zigarette”)と命令形でタバコをもらうのが当然かのようにいってくることはなく、ちゃんと謙譲語で(もちろんポーランド語で“ja chcialbym poprosic o papierosy”)と礼儀正しく頼んでくる。(礼儀正しいといえば、ポーランドでは電車やバスの中で老人や妊婦に席を譲っている光景をよく見かける。)しかし油断は禁物、そんな優しい人だけが住んでいる国があるはずがない、ポーランドではアメリカの原理主義者やイギリスのIRAなどのテロ活動で爆発に巻き込まれ命を落とすことは先ずないが、残念ながら窃盗、盗難などは起こりえるので気に留めて注意しながらヨーロッパで一番住み心地のよい国・ポーランドで快適な生活を送りましょう。
(写真はzawszepolska.euのものです)