ワルシャワ:大晦日の打ち上げ花火取りやめ

ワルシャワでは大晦日に花火を打ち上げるのが定番になっており、打ち上げ花火の音を聞くと「ああ年が明けた」と実感するのですが、今年はそれが変わります!

ワルシャワ新市長のラファウ・チャスコフスキ(Rafał Trzaskowski)氏はジェチポスポリタ紙でのインタビューで、今年の大晦日は打ち上げ花火を行わない方向であることを明かしました。理由は犬・猫などペットや野生の鳥など、動物にストレスを与えないようにするためということです。昨年ワルシャワ市役所に鳥類保護協会や市民団体より打ち上げ花火を取りやめて欲しい旨の嘆願書が出されていたこと、また動物だけではなく、大きな音にストレスを感じる幼児やお年寄りも多いという声もありました。

でもやっぱり大晦日だし花火がないと寂しい?ご安心を!花火の代わりに静かで環境にやさしいレーザーを使用したショーが計画されているとのことです。

実はこのように打ち上げ花火を行わない都市はワルシャワが初めてではありません。クラクフ、ポズナン、スウプスク、ビアウィストク、ソスノヴィエツの各都市ではすでに大晦日の打ち上げ花火は行われておらず、今年はそこにワルシャワ、そしてトルンが仲間入りすることになります。

ちなみにこれを受け、毎年1月の第2日曜日に行われているチャリティイベントWOŚPファイナルでも、毎年定番だった打ち上げ花火を取りやめると、代表のイエジィ・オフシャク氏が発表しています。

 

(写真はwarszawa.wyborcza.plのものです)