2015年2月22日アメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアターで行われたアカデミー賞授賞式で、パヴェウ・パヴリコフスキ(Paweł Pawlikowski)監督の”Ida(イーダ)”が外国語映画賞を授賞しました!これまでにもロマン・ポランスキー監督の「水の中のナイフ (Nóz w wodzie)」やアンジェイ・ワイダ監督の「約束の土地 (Ziemia obiecana)」「鉄の男 (Człowiek z żalaza)」「カティンの森 (Katyń)」、アグニェシュカ・ホランド監督の「ソハの地下水道 (W ciemności)」など9つのポーランド映画が外国語映画賞にノミネートされたことは何度もありましたが、授賞したのは今回が初めてです。
「イーダ」は1960年台のポーランドを舞台に、孤児として修道院で育った少女が、今まで存在を知らされていなかったおばに会いに行き、そこで自分が本当は何者なのかを知らされ、自分の出生の秘密を探す旅に出る物語です。アカデミー賞外国語映画賞のほかにも、ポーランド映画賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(おば役のアガタ・クレシャ)・脚本賞を受賞したほか、2014年ヨーロッパ映画賞では作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・ピープルズチョイス賞を受賞するなど様々な賞を授賞しているほか、またゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にもノミネートされました。
日本での「イーダ」の公開の詳細についてはこちらをご参照ください。
(トップの写真左よりイーダ役のアガタ・チシェブホフスカ、パヴェウ・パヴリコフスキ監督、おば役のアガタ・クレシャ。写真はgazeta.plのものです)