今回はポーランドの犬飼いとしてはずせないテーマである「ワンコの落し物」についてです。
実は、私が初めてポーランドに来たときに思ったのは「ずいぶん犬のウ○コが落ちてるなあ・・・」ということでした。それから10数年経ち状況は割と良くなって来たとは思いますが、それでもあちこちに落ちています。ボーっとしていて踏んでしまったことも1度や2度ではありません(みなさん足元にはくれぐれも気をつけてくださいね)。芝生なんかは危ないです。あ、あと春になる前の雪解けの時、冬の間処理されなかった落し物たちが大量に出てくるあの光景ははっきり言って悲惨です。そしてその光景で春を感じるようになればあなたは立派なワルシャワ市民です。
繁華街ではそうでもないですが、住宅地だとけっこう普通に落ちています。ちなみにとあるポ人の犬飼いさんに、どうして処理せずにそのままにするのか質問したところ「そのうち自然に帰る」というお言葉が返ってきました。うーむ。アスファルトの上だと自然もへったくれもないような。「触るのが嫌だ」と言った人も知っていますが、ならスコップ持参しろよって話ですよ。もちろん常識ある飼い主さんはちゃんとビニール袋持参でお散歩に出かけますが、道にはやっぱり落し物が残っています。(私が住んでるのはワルシャワ中心街のど真ん中です)
この問題にはワルシャワ市も頭を悩ませているようで、飼い主さんたちにちゃんと処理するように呼びかけています。例えば、うちのアパートは入り口に無料の処理袋が設置されています。この処理袋、紙袋の中に台形のボール紙が入っています。ボール紙は折ればスコップになるので、これで拾って袋に入れ、そのままゴミ箱へという優れもの。また公園などのお散歩コースには処理用のゴミ箱が設置されています。ゴミ箱の下には無料のビニール袋があり、誰でも気軽に利用することが出来ます。大変便利ではあるんですがどちらも補充されていないことがしょっちゅうなので、私は結局近所のスーパーでビニール袋を購入したり、買い物するときにもらう小さなビニール袋を貯めておいて使用しています。
ちなみに、前回書いたPole Mokotowskieなどの大きい公園はワンコのお散歩天国ですが、ショパン像で有名なŁazienki Królewskie(ワジェンキ公園)だけは例外で、ワンコ入場NGです。園内にリスなどの動物がいるからだと思うのですが、実際はワンコの落し物被害が多くなるからじゃないかなーなんて思うのは私だけでしょうか。