ポーランド共和国元大統領であり、ノーベル平和賞受賞者でもあるレフ・ワレサ(Lech Wałęsa)大統領の肖像入り記念切手が、氏の誕生日である2013年9月29日よりポーランド全土の郵便局で発売になりました。
これは“連帯”運動指導者として、社会主義だったポーランドを民主化に導いたワレサ大統領の生誕70周年記念として発行されたものですが、先日ちょうどアンジェイ・ヴァイダ(Andrzej Wajda)監督の最新作「ワレサ」の公開が重なったこともあり、大きな話題を呼んでいます。
ワレサ大統領の記念切手が発行されたのは実はこれが初めてではありません。2010年、“連帯”発足30周年記念に発行された記念切手では、グダンスクの造船所をバックにしたワレサ元大統領の絵が使われていました。
今回の記念切手は台紙にグダンスク造船所の門の前で演説するワレサ氏、ノーベル賞授賞式に出席したダヌタ夫人、アメリカ合衆国議会で、歴代3人目の外国人として演説するワレサ氏、そして1990年の大統領就任式で宣誓をするワレサ氏の4つの写真が印刷されています。