毎年約40万人が教会から離れている。2005年4月のローマ法王死去前後に各教会は信者で溢れかえったが、それは一時的な現象に過ぎなかったことがこの度明らかになった。
「数字は嘘をつかない」とヴィトルド・ズダニェヴィッチ神父は語る。氏はカトリック教会統計研究所所長であり、教会に関する統計を見せながら、ここ25年間にわたり、毎週日曜日のミサへの信者の出席率がどのように変わってきたのかを説明する。
80年代、毎週日曜日に教会へ通ってくる信者は全信者の60%にも及んでいた。1991年に初めて50%を割り、それ以降、二度と増加することはなかった。2004年度の教会統計研究所のデータによると、減少傾向は年々強まっており、2000年には47,5%、2004年に43%となっている。これを計算すると、教会へ通う信者は毎年40万人づつ減少していることになるという(シュチェチン市やルブリン市の全人口に相当する)。今後、この傾向が続いていくと、20年後にミサに参加する信者は20%に程度になってしまうという。しかしポーランド人の92%は自分はカトリック信者であると明言している。
ちなみに町単位で、最も教会へ通う率が高いのはタルヌフ(69%)、ジェシフ(66,5%)、プジェミシル(63,4%)等。逆に最も通わないのはウッジで30%だという。