メーデー (Święto Pracy) – ポーランドの祝祭日

5月1日はメーデー、ポーランド語でŚwięto Pracy(シフィエント・プラツィ-労働の日)と言います。

この5月1日のメーデーは世界各地で祝われているものです。もともとは、1886年5月1日にシカゴで労働者達が8時間労働制要求ストライキを行ったのが起源で、それを記念して1890年から祝われているのだそうです。ポーランドでの最初のメーデーはやはり1890年、 社会革命党(Socjalno-Rewolucyjnej Partii Proletariat)が主催したものだったそうです。

社会主義時代のポーランドではメーデーは盛大に祝われていました。というのも、この日は政府が社会主義のプロパガンダを行う絶好の機会だったからです。あちこちで盛大なパレードが行われましたが、これは国民の参加が義務付けられていました。

1970時代メーデーの祝い

民主化になってからのポーランドではメーデーは昔ほど祝われることもなくなりましたが、国民の休日として国旗が掲げられます。翌日の5月2日は国旗の日、5月3日は憲法記念日です。

ちなみにポーランドは2004年5月1日欧州連合(EU)に加盟しているため、5月1日はメーデーだけではなく、EU加盟記念日としても祝われています。

2016年ワルシャワの5月1日お祝い

(イラストはeska.pl, info.elblag.pl, gazeta.plのものです)