ポーランドでは夏になると、八百屋さんやデリカテッセンの軒先に種がいっぱいつまったひまわり(słonecznik – スウォネチニク)が山積みになっているのをよく見かけます。日本ではほとんど見かけない光景なので不思議に思いますが、これはれっきとした商品。ポーランドではひまわりの種(nasiona słonecznika – ナショナ・スウォネチニカ)は、夏だけではなく一年中食べられているのです。
食べ方は簡単。黒っぽい殻を剥いて、中にある白い実を出して食べるだけ。夏の間はひまわりがそのまま売られていますが、スーパーなどでは袋詰めにされたものを簡単に手に入れることができます。既に殻が剥かれた状態で売られているものもあるので便利です。ポーランドではナッツと同じように、おやつ感覚でかじることが多いです。パンの上にトッピングされていることもよくあります。
ひまわりの種はマグネシウムやオメガ3脂肪酸、ビタミンA、B、E、D、鉄分やカルシウムを多く含み、コレステロールを抑える効果や大腸がん・心臓病に効果があると言われているそうです。ですがひとつだけ覚えておきたいのがそのカロリーの高さ。殻を剥いたもの100グラム(大体ひとつかみ分)でなんと561キロカロリー!チョコレートとほぼ変わらないカロリーの高さなので、いくら体にいいからと言っても食べすぎは禁物です!
写真はodzywianie.info, ilewazy.plのものです。