アメリカのユタ州・パークシティで2019年1月24日から2月3日まで開催されていた第35回サンダンス映画祭のワールドシネマドラマコンペティション部門で、ポーランドの女優クリスティーナ・ヤンダ(Krystyna Janda)が演技賞を受賞しました!
コンペティションに出品されたヤツェク・ボルツフ(Jacek Borcuch)監督作品”Słodki koniec dnia (原題:Dolce fine giornata)”の中でヤンダはポーランドの詩人でノーベル賞受賞者・マリアを演じています。トスカーナ地方の小さな町に住む夫と住むマリアは、地元でとても尊敬される存在でした。ある日、マリアはエジプト系移民の青年と出会います。そしてローマでテロ事件が起きたことで、彼女の人生は180度変わるのでした。
クリスティーナ・ヤンダはスタラホヴィツェ出身の66歳。ワルシャワの映画大学を卒業後、ドラマ”Czarne Chumury”でデビュー。アンジェイ・ワイダ監督作品“大理石の男 (Człowiek z marmuru)”のアグニエシュカ役で一躍脚光を浴びました。その後も多くの映画や舞台に出演し、ポーランドではその名を知らない人はいない大女優です。
また本作品は、イタリアで活躍するポーランド人女優のカシャ・スムトニャク(Kasia Smutniak)がヤンダの娘役を演じていること、ポーランドの若手人気作家のシュチェパン・トファルドフ(Szczepan Twardoch)が脚本を共同執筆していることでも話題になっています。