ポーランド・フィルム・アカデミー(Polska Akademia Filmowa)が1999年より発表しているポーランドのアカデミー賞“オルウィ(Orły)”が3月20日発表され、ヴォイチェフ・スマジョフスキ(Wojchech Smarzowski)監督作品”Wołyń(英題:Hatred)”が前18部門のうち最優秀映画賞を含む9部門を受賞。その他、20世紀のポーランド画家ズジスワフ・ベクシンスキーの生涯を描いたヤン・P・マトゥシェフスキ(Jan・P・Matuszewski)監督の”Ostatna Rodzina(邦題:最後の家族)”が最優秀脚本賞などの4部門を受賞しました。
„Wołyń”は第2次世界大戦が始まる1939年のウクライナ人が住む小さな村を舞台に、ポーランド人・ウクライナ人そしてユダヤ人の運命が交錯していく様子を描いています。スマジョフスキ監督はコルチナ生まれの53歳。これまでには映画やドラマなど多くの作品を監督しており、2009年の東京国際映画祭には”Dom Zły(邦題:ダーク・ハウス/暗い家)”を、2014年の同映画祭には”Pod Mocnym Aniołem(邦題:マイティ・エンジェル)”が出品されています。
(写真はtvp.infoのものです)