Koksownik(コクソヴニック)

 
現在気温がマイナスのポーランド。マイナス20度近くまで下がった先週よりは少し気温が上がってはきたものの、雪も降り続いていてとても寒いです。

そんな中、ワルシャワ市が寒さに震えている市民のために町中に設置したのがkoksownik(コクソヴニック)です。これは金属製のカゴにコークスを入れて火をつけたもので、野外で暖を取るために使われるものです。戒厳令がしかれた1981年の冬、屋外に会った兵士達の見張り所にでよく使われていたそうです。

これはワルシャワ市庁舎の前、Pl.Bankowy(プラッツ・バンコヴィ)の前で撮った写真です。コクソヴニックの周りにはかじかんだ手を温めている人、テイクアウトのコーヒーを飲んでいる人、新聞を読んでいる人などがいました。

コクソヴニックはPl.Konstytucji(プラッツ・コンスティトゥツィ)や Metro POlitechnika(メトロ・ポリテフニカ)などの利用客の多いバス・トラム停留所や地下鉄駅の前、ワルシャワ中央駅、Włochy(ヴウォヒィ)、Wawer(ヴァヴェル)などPKP駅のホーム、または近くなど市内20箇所に設置されています。中に入っているコークスは約10kgで、天気にもよりますが大体8時間燃え続けるんだとか。24時間市民が温まることができるよう、1日3回継ぎ足しをしているそうです。

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