ズパ・オグルコヴァはポーランドのスープのひとつで、その名前が示す通り、きゅうり(ogórek – オグレック)のスープです。
きゅうりと言っても生のきゅうりが入っているわけではありません。ここで使用されるのはポーランドではお馴染みの発酵きゅうり(ogórki kiszone – オグルキ・キショネ)です。
作り方は、まずセロリの根・にんじん・パセリの根・たまねぎ・肉類・香辛料を煮込んでブイヨンを作ります。お肉は豚のリブが使用されることが多いですが、鶏ガラを合わせることもあるそうです。スープが出来たら野菜と肉を取り出し、そこに賽の目に切ったじゃがいもと荒くすりおろしたにんじんを加え、じゃがいもに火が通ったらそこに荒く摩り下ろしたきゅうりのピクルスを加え、5分ほど煮ます。最後にサワークリームを加えて塩・胡椒をすれば出来上がり。ディルをみじん切りにしたものをかけると彩りも綺麗です。
きゅうりのスープと聞くと味が想像できなくて不思議な感じがしますが、ほのかな酸味がきいていてとてもおいしいです。とてもポーランド的な味なので、ポーランドに滞在する際はぜひ試してみてくださいね!